2018年12月5日、新浪網によると、同月2日、“花城(花のまち)”広州花都区の炭歩鎮で伝統にのっとった華やかな結婚式が行われ、街の人々や友人、家族から歓迎と祝福を浴びた。
花嫁の笑顔が愛らしい!(出典:新浪網)
長い(中国式)着物を着た新郎が馬に乗って花嫁の家に迎えに来ると、歓声が。花嫁はお輿に乗って街道をゆっくり進んで新郎の家にお嫁入り。
友人たちはバイクでの伴走?!(新浪網)
”竜姑娘”(最近亡くなった金庸の有名人気小説『神鵰侠侣』の女主人公の呼び名でもあるが、一般に能力、武芸に秀でたスーパー少女を指す)”こと今回の幸せな花嫁はこう語っている。
白いウエディングを着て普通の西洋式ブライダルをと考えていたが、1ヶ月前、祖母とのおしゃべりの中で、祖母が村で最後に伝統的飾り輿に乗ってお嫁入りした花嫁であったことを知り、強く興味を持った。
サングラスが斬新?新郎は嬉しそう(出典:新浪網)
ネットで“花轎(婚礼のとき新婦が乗る飾り輿)”を注文し、地元の建設作業員に駕籠かきを依頼した。「私たちの“宝馬(結婚式でよく使われる高級車BMWだが、今回は新郎の乗った本当の馬を指す)”は友達から借りたの。馬を引いてくれたのはみんな内モンゴル出身の素養のある熟練者よ」
一方、2016年11月13日、中国広州市の菜食レストラン「吉祥素愿」がネットでアップした、謝継深(シエ ジイセン)さんと肖雨婷(シャオ イーティン)さんの婚礼も漢・唐風で文化の風格と趣がいっぱいと、今も話題騒然だ!
緊張しながら岳父にあいさつ(出典:qq.com)
その式次第はこんな感じ。まず新郎が列祖列宗(列席の一族の祖先・先人)にお香で感謝を捧げ、母親はその先人たちを代表して新郎にお祝い酒をすすめる。新郎はそれを飲んで今度は自ら一族を代表して花嫁を迎えることになるのだ。
新郎は岳父母に大雁(おおがり)の木彫りを贈るのだが、大雁は「誠実な愛」の象徴とされている。雄の雁も雌の雁も、相手を失っても新しい相手を見つけることはしない。 そのことから夫婦の安定した関係の象徴になっている。
瓢の礼は辛苦も分け合うこと(出典:qq.com)
岳父母は娘に教えを授け花嫁として新郎の手に引き渡す。新郎、新婦は父母に別れの言葉を告げる。新郎、新婦は手を清め、合卺礼(瓢の礼。盃を交わす)、結髪礼と進み、新婦は義母にお茶を捧げる。
夫婦が向き合い、正式に公開で結婚を宣言し、手を取り合って共に老いるまで連れ添うことを誓う。
新郎、新婦の一家が舞台に上がり、親族、友人たちに感謝を述べる。
最後にみんなで写真を撮って、喜結連理(縁起良く別々の根から生えた2本の木の枝がくっついて一体化する。仲睦まじい夫婦になったこと)に感謝し、和和美美(睦まじく楽しい)、幸福一生、早生貴子の祝福をする。
皆のあたたかい小眼神児(眼差し)(出典:qq.com)
「吉祥素愿」はカルチャー・プラットフォームとして無償で場所を提供したり、正統漢服の結婚、誕生日祝い、成人のお祝いなど各種セレモニーを受け付けている。またボランティア、寄付などの公益活動を行なっており、引き続き善意の人々に感謝するとのことだ。
(情報元:http://slide.news.sina.com.cn/s/slide_1_2841_342807.html#p=1
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