6月に入り、梅雨入り間近と言われる上海では、公園や花壇などで美しく咲き誇るアジサイ(紫陽花)が見頃だ。
色とりどりのアジサイが咲き誇る(上海)
最近のSNSでの投稿回数が多いのが、上海でも有数の繁華街がある「徐家匯」エリアに位置する「徐家匯公園」。周辺にショッピングモール、オフィスビルや飲食店が集まっている中、緑あふれ、季節の花々が楽しめて市民の憩いの場となっている公園だ。
公園内はゆっくりと歩いてまわろう(上海)
徐家匯公園の面積は8.66万平方メートルで、長さ約200メートルの展望橋もあり、橋の上から眺める公園の景色はまた一興である。開放的な緑地公園で、ウォーキングをしたり、ベンチでくつろいだりする市民の姿もあり、まさに都会のオアシスといったところ。
水辺で夕涼みをする市民も多い(上海)
この公園で今、旬な見どころが、デコレーションケーキ風にデザインされたアジサイで、多くの見物客が訪れ、それぞれ、SNS映え写真を撮っている。
SNSで話題のアジサイケーキ?(上海)
とくに、展望橋から見下ろして撮影する写真は人気が高く、展望橋の上で良いポジション取るのも一苦労。橋の上から「もっと顔を右に向けて」「手はもう少し斜めに」といったポーズを指示する声も聞こえ、映え写真へのこだわりを改めて感じる。
展望橋からの景色もおすすめ(上海)
そして、アジサイの他にも季節の花々がきれいに咲き誇っているので、一年を通じて、多くの写真愛好家が訪れている。
美しく可愛い花壇も見どころの一つ(上海)
さらに言うと、噴水のしぶき、水の流れる音が静けさの中で響き、木陰も多いので、マイナスイオンがいたるところにあふれ⁉︎そこに居るだけでリフレッシュできる気がする。ジメジメと蒸し暑さが続く上海だが、美しく咲くアジサイを見るだけで、鬱陶しさも少しやわらぐ。
都会のオアシス・徐家匯公園(上海)
ところで、この徐家匯公園は、上海大中華ゴム工場、上海百代唱片公司(レコード会社)上海支店などの跡地を利用して西暦2000年に改築されている。そのため、公園には、ゴム工場の煙突やレコード会社のオフィスビルなど歴史的な建築物が保存されている。
徐家匯公園:上海市徐匯区肇嘉浜路889号
最寄り駅は、地下鉄1、9、11号線「徐家匯」駅。
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