日本と同じくクリスマスから大晦日に向けて急激に冷え込んでいる台湾。
日本の大寒波の知らせは台湾でも話題となり、各ネットニュースに取り上げられている。台湾は山間部以外に雪が降ることはなく、特に大雪の映像に多くの台湾人が食い入るように見ていた。台湾中部の合歡山でも雪が降り、花見ならぬ雪見に多くの台湾人が出かけたようだ。毎年山間部に雪が降ると多くの台湾人が車で雪を見に出かけるが、雪慣れしていない人が殆どで交通事故のニュースが絶えない。
今年のクリスマスはあいにくの雨であったが、多くの人々がツリーやイルミネーションを見に出かけたようだ。
中でも101のあるエリア「信義區(シンイーチュー)」には多くの人々が集まった。前回のブログでも紹介したが、このエリアは数々のデパートやブランドショップが並び、最先端の技術を駆使したイルミネーションが見られる事で有名だ。今回は前回紹介しきれなかったイルミネーションと進化した101の広告イルミをご紹介しよう。
カラフルな巨大テディベアがお目見え
台湾の最先端カルチャーが集まる誠品信義店。若者の本離れが進む中、お洒落な書店フロアとメイドイン台湾のより良い商品を集めたフロアが好評。コロナでダメージを受けているものの、商業施設の中でも若者に人気だ。
近未来をイメージした光るツリーはGogoroがプロデュース
台湾を代表する電動バイクメーカーGogoroも年々躍進を見せる会社だ。かつて大気汚染が深刻化していた台湾に現れた救世主的存在として、今最も注目されている企業と言っても過言ではない。エコブームに乗って勢いを増している。
101に浮かび上がった巨大なアイスキャンディー
台湾の食品メーカー「義美(イーメイ)」も台湾の勝ち組企業のひとつ。
台湾人にとっては子供の頃から慣れ親しんだメーカーで、小さい頃から義美のお菓子を食べているという人も多い。人気の理由のひとつが「安心安全」だ。
食の安全を揺るがすニュースが多い台湾で、台湾人からの信頼を得続けている。
101の広告掲載は台湾元で500万元(日本円で2千万程)以上と言われており、人が集まる年末に広告が出せる企業はまさに勝ち組なのである。
101に描かれた巨大なパンダマーク
今回のコロナで最も台湾人に利用されたであろうサービスがデリバリー会社の「food panda」だ。日本への進出も話題となっているが、台湾の街でこのピンクのロゴやピンクのヘルメットをかぶった配達員を見ない日はない。ステイホームが呼びかけられていた中、今やなくてはならない存在となっている。
台湾人が大好きなピンク色とパンダの組み合わせはすっかり人気となった
ドイツ発の企業ではあるが、台湾人にツボなロゴは狙っていたのかと思える程だ。コロナが落ち着いた後も利用し続けたいという人が殆どで、今後も台湾人にとって欠かせないサービスとなるであろう。
コロナによって台湾人の生活様式もすっかり変わっているようだ。来年こそは海外渡航が自由になり、平和な日常が戻ってくるように祈っている。
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