新型コロナウィルス”COVID-19”が中国をはじめアジア各国で猛威を振るっている。
その勢いはアジアだけに留まらず、イタリアをはじめとするヨーロッパの諸国まで脅かしているようだ。
今現在確認されている台湾の感染者数は合計30名。一昨日政府は台湾全土の具体的な地域別感染者数を発表、今までは感染者のプライバシーに考慮し、「中部、南部、北部」のように曖昧な表現を使っていたが、スマートフォンのアプリでどの地域に何人の感染者がいるかすぐに調べることができるようになった。
各地域の感染者数がすぐに分かるアプリを開発
台北や台中に感染者が多いようだが、正確な検査をすれば七千人は感染しているのではないかという専門家も現れ、人々は戦々恐々とした日々を送っているようだ。
今回の台湾ブログも前々回と同じく台北市民の様子をレポートしよう。
遠くの商品まで見渡せるようになった大型スーパーのフロア
台湾でも人混みを避けようとする動きが加速しており、普段は大勢の買い物客で賑わう大型スーパーもこのありさまだ。
先々週に起きた”ティッシュパニック”は既におさまっているようだが
いまだに買いだめに走る人々をよく見かける
MRTのホーム マスクをしている人が殆ど
1人につき2枚まで購入可能であったマスクだが、冬休みを延長していた学校が2月25日に始まったこともあり、子供は4枚まで購入することができるようになった。親の意向により、学校を休ませることも可能で、特に小学生などの小さい子供のいる家庭は感染を恐れ、通学させない親もいるようだ。
2月14日発売の新聞”蘋果日報”には「武漢肺炎」
に感染しない為のレクチャー本が付録に含まれていた
免疫に効く漢方特集など、いかにも中華圏の内容だ
1部20元(75円ほど)で約50ページに渡る小冊子がつくのは非常にお得であり、感染者を1人でも多く出さない為に一致団結している姿勢がうかがえる。
ウイルスの一刻も早い終息を祈るばかりである。
株式会社フライメディアは、映像制作を中心に、海外、主に中国、台湾、香港のリサーチ、コーディネーションサービスをご提供している会社です。
本日御紹介した「台湾の新型コロナウイルス近況レポート2」関連についてもっと知りたい方、写真の使用をご希望の方は、是非お問い合わせください。