7月1日に日本全国のスーパーやコンビニエンスストアでレジ袋の有料化がスタートしました。皆さんは出掛ける時にマイバッグを持ち歩くようになりましたか?
台湾は2002年から、レジ袋の減量に取り組んでおり、百貨店、量販店、スーパー、コンビニ、ファストフードなどでは、レジ袋の無料提供を禁止しています。
最初はマイバッグを持つことをよく忘れ、レジ袋を買うことが多かったのですが、今はスーパーやコンビニに行く時に、必ずマイバッグを持ち歩く習慣が身につきました。
ただ、マイバックを持っていても、食べ物や飲み物を買う時に、そのままバッグに入れるのはこぼれる心配があります。実は台湾のコンビニでは、お弁当や飲み物を買う時に、店員さんに声をかけると、「網袋(ワンダイ)」に入れてくれます。
「網袋」は不織布という、繊維を織らずに絡み合わせたシート状のもの。四角形の不織布の真ん中、ものを乗せる部分の円形に残し、その周りを交差に切り込みを入れて、伸ばすと網状の袋になり、どんな形のお弁当や飲み物を入れても傾きません。
こんなに便利なグッズも弱点があります。不織布の網袋はビニール袋と比べ、コストが3倍近くかかるようで、環境を守るため、プラスチック製品の減量を始めたのに、不織布を使うのはエコではないという声もあります。
2018年より、台湾ではレジ袋有料化の対象がさらに拡大しました。
新たに薬局・ドラッグストア書店・文房具店、ドリンクスタンド、ベーカリー店など約8万店で、レジ袋の無料提供ができなくなりました。
ほとんど毎日ドリンクを飲んでいる台湾人にとって、日常生活に欠かせないドリンクスタンドで、レジ袋の無料提供ができなくなるのはまさに一大事。台湾ではドリンクのサイズが大きくて、一気に飲み切るのは難しいし、電車内に飲食禁止、バイクを使う人が多い…などの原因で、ドリンクを袋に入れて、持ち歩くのはよくあること。そのため、レジ袋有料化の対策として、布などで作られたドリンクホルダーが流行しました。
若者の間では、自分が好きな花柄を選んだり、名前を入れたり…など、自分なりのドリンクホルダーを作るのもブームでした。
また、2019年からはストローの配布もなくなり、必要な方は自分で取るようになりました。
スタバでは紙のストローが使われ、そのため、繰り返し使えるガラスのストローも流行ってきました。
(ガラスストローは割れやすいため、セットで買ったら専用のケースと洗浄用のブラシも付く)
日本でも使えるので、今後台湾に行く機会があれば、ぜひドリンクホルダーとガラスストローをお土産としてゲットして下さいね。(フライメディア/カク)
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