2017年12月15日騰訊網によると、息子とヘリコプター型9Dシアターを作った男性がいるそうだ。男性の名は、河南省内黄県に住む王蘭群さん、60代。
彼はこれまで学校に通ったことがない。しかし機械に興味があり、学ぶことは好きだった。10歳を過ぎると村でトラクターの運転を始め、その後は車を運転し、修理も自分でするようになった。探求心が強い彼は2015年になんと飛行機を作り上げた。地元では一目置かれる有名人だ。
「これは息子と半年かけて作ったんだ。中国人民解放軍で運用されている軍用ヘリコプターZ-9Wをそっくりそのまま再現したんだよ。」と自慢のヘリの前で話す王蘭群さん。
先端に丸みがありイルカに似ている(出典:騰訊網)
今年7月、王蘭群さん親子はネットからヘリコプターの画像をダウンロードし、まず設計図を書いた。そして購入した鋼材を切断、溶接して削るなどの加工をし、その都度修正を繰り返して組み立てていった。ただこのヘリ、単なるヘリコプターではなかった。
ヘリコプターを間近で見て、はしゃぐ子どもたち(出典:騰訊網)
ヘリコプターの全長は13.5メートル、高さ3メートル、重量およそ5トン。サイズはまさに本物同様。車輪を転がし機体の移動も可能で、ローターも回る。そして機内はなんと9Dシアターになっており、全部で6人入ることが出来る。
VRヘッドセットを装着し座席も動く。これが9D?だ!(出典:騰訊網)
独学でヘリコプター、そしてVRまで駆使して映画館を作ってしまうのだから驚く。アイディアも素晴らしい。投資に比べたらささやかだろうが、いくらか収入も得られる。
今かいまかと順番を待つ親子。いい表情(出典:騰訊網)
子どもから大人まで楽しめるヘリコプターの移動型シアターを作り上げた王蘭群さんたちが、次は何を誕生させてくれるのか?早くも期待が膨らむ。
(情報源:http://new.qq.com/omn/20171211A09EHT.html#p=1)
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