一週間に3度の感染者ゼロを記録した台湾、街は通常の生活を取り戻したかのように活気付いていた。しかしその矢先、一気に緊張が走る出来事が起きてしまった…。
台湾電力公司の発電所にて、外国人労働者による50人規模のクラスターが起きてしまったのだ。拡張工事の現場で風邪に似た症状の外国人労働者が増え、検査をした所陽性が発覚。新竹県にある労働者の宿舎を中心に検査した所、○人の感染が発覚した。
それとほぼ同時期に基隆でもカラオケを伴う飲食店にてクラスターが発生。中には現役の警察官が6名いた為、警察署も含めたクラスター案件となってしまったのだ。
その後なだれのように各地で原因不明の感染が起こり、「台湾は第二の香港のようになってしまうのではないか。」という心配の声が聞こえるようになった。
感染者が一気に増える前にネットニュース等で騒がれていたのが「3月半ばに全台湾の集団免疫が半分以下になるのでは。」という説だ。その他の先進国と比べるとワクチン 接種の開始が遅れていた台湾。それが功を奏してか、韓国や日本をはじめとするアジアの国々がオミクロン の感染を広げている中、台湾はコロナの押さえ込みに成功していた、それがワクチン の効果が切れるであろうと言われていた現在、数々の感染を生み出しているようだ。
現在感染源不明の案件が11例存在し、早急な調査と隔離が急がれる。
1月に始まったオミクロンの波を抑え込み、飲食店もやっと活気を取り戻していた矢先の出来事に落胆の声が隠せない。
今回も先週に引き続き、日本人に人気の飲食店の現在を、心温まる店主のメッセージと共に紹介しようと思う。
新鮮なイカを使用したスープやビーフンは日本人観光客の絶大な人気を誇っている
台北最古の寺と言われる龍山寺の付近に店舗を構える100年の歴史をもつ老舗「兩喜號(リャンシーハオ)」。心温まる接客と、魚介の旨味たっぷりのスープが地元客はもとより各国の観光客からも人気。もちろんコロナによる影響も大いに受けており、去年5月に起きた蔓延ピークには店のある萬華區は感染者が最も多い地域として知られている。
2店舗のうちの1店舗を休止させ、駅に近い店舗で営業を続けているそうだ。
観光客に人気のトロトロスープは一度食べると忘れられない味
親愛なる日本のみなさんへ
兩喜號です。
コロナが2年も続いていますが、
みなさんは自分自身をいたわってますか?
きっとみなさんは台湾グルメが恋しくなっていると思います。
兩喜號はみなさんが帰ってくるのをずっと待っています。
いつも元気で楽しそうな日本の皆さんが恋しいです。
また会える事を願って、疫病退散!
謝謝加油
日台間を自由に行き来できる日が一刻もはやく来る事を願うばかりだ。
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