世界的なコロナウィルスの猛威に続き、度重なる自然災害や戦争の脅威…
ここ2年程、激動の世界情勢に戸惑い、心身共々疲れが出ている人も多いのではないだろうか。
オミクロン株を押さえ込んでいる台湾、日常生活を取り戻し、街にも活気が溢れてきていた所、23日の午前1時41分に花蓮の近海を震源としたマグニチュード6.6の地震が発生した。最大震度は台東にて6弱。その後も余震が続き、夜中に発生した地震に心配で眠れない夜を過ごした人も多かったであろう。
今月16日に福島、宮城で発生した大地震に多くの台湾人が11年前の311大地震を思い出し、日本を心配する事がインターネット上でも多く上がっていた。コロナ前に多くの日本人が足を運んだ人気店も、コロナの影響を受け大変な中、日本人に向けて心温まるメッセージを寄せてくれた。今回のブログでは過去2年間に掲載した人気店の現在をメッセージと共に紹介したいと思う。
緑色の看板がトレードマーク、台北東区にある和昌茶荘
日本語が上手な店主の暖かいおもてなしが日本人観光客の間で大人気。現在も日本への配送サービスを続けているそうだ。店内にはいつも美味しいお茶を飲みながら店主と会話を楽しむ地元の人々が集っている。気さくな店主の人柄ならではだ。しかしながら和昌茶荘のある東区はコロナ前から不景気による打撃を受けており、シャッター通りと化していた。更にこの2年で閉店を余儀なくされる店が後を絶たない。
和昌茶荘からのメッセージ
親愛なる日本の皆さん
3月16日東北で起きた地震の件、台湾にいる私達もとても心配しています。
津波が起きなかったのが本当に不幸中の幸いだと思います。
コロナがもたらした不便な生活、戦争がもたらした恐怖‥‥これらの暗闇がはやく過ぎ去りますように
信じる心を忘れずに、私達と心をひとつに、未来に向かっていきましょうね!
皆さんが平和かつ幸せでありますように!
店内に並べられた多くの茶葉、今でも日本への配送サービスを続けている。
日本からはラインで注文が可能。郵便や佐川急便国際便などで配送してくれるそうだ。
LINE : 0928-234-389
同じく台北東区にある大人気のフルーツパーラー
多くの日本人が行きつけにしている人気店「陳記百果園」もコロナにより多大な影響を受けているようだ。とり扱うフルーツの品質には定評があり、ギフトシーズンには多くの地元客からの注文が入るが、コロナにより日本人客が激減した事により、売り上げが大幅に減ってしまっている。
陳記百果園からのメッセージ
親愛なる日本の皆さん、会えなくなってから2年以上の月日が経ちましたね。
日本ではコロナに加え大地震まで起きていて…皆さん大丈夫ですか?
日本の皆さんがとても恋しいです。私たちは台湾で応援しています、一緒にがんばりましょう。
次会える日を楽しみに、陳記百果園は皆さんがまたお店に来て
美味しいフルーツを食べてくれるのを心よりお待ちしています!
百果園では現在も日本に向けた配送サービスを続けている
HP:https://www.jfstore.com/jp/ec/prod.cfm
クレジットカードで買い物できるので非常に便利、人気のドライマンゴーやジャムなどが購入できる。
これからも台湾の人気店の現在をレポートする予定、ぜひ店のホームページやSNSを覗き、日本側からの応援メッセージも届けてほしい。
一刻もはやく、世界が平穏を取り戻す日が来てほしいものだ。
株式会社フライメディアは、映像制作を中心に、海外、主に中国、台湾、香港のリサーチ、コーディネーションサービス、ライブ配信サービスをご提供している会社です。
本日御紹介した「コロナ禍に掲載した台湾人気店のその後」関連についてもっと知りたい方、写真の使用をご希望の方は、是非お問い合わせください。