中国・北京市で23日、「2015世界ロボット大会」が開幕しました。中国で行われる初の国際的な大規模ロボットイベントで、習近平国家主席も祝電を送ったとのこと。イベントには中国を中心とする国内外の200あまりの企業や研究機関や大学が、さまざまな技能を備えた個性豊かなロボットたちを出品しました。
特殊技能を持つロボットで目を引いたのは、黒龍江省の企業が出品した、偵察ロボット、爆発物処理ロボット、武装攻撃ロボットからなる「反テロ三兄弟」。軍や警察と協力してテロの発生を防ぐほか、消防活動においても活躍するとのことです。
また、会場には複数の「美女ロボット」が出現。日本の石黒浩氏が手掛ける女性アンドロイド「ジェミノイド」の完成度の高さには驚かされます。そして、中国からもチャイナドレスなどの伝統衣装に身を包んだ女性型ロボットが出品され、ギャラリーの目を楽しませていました。
サッカーや卓球、バドミントン、ダンスをこなすスポーツ系ロボットも多数登場しています。卓球ロボットは、搭載された高速カメラで相手が打った球の軌道を、コンマ何秒単位で予測して反応、正確に打ち返すことができるすぐれモノ。これさえあれば、相手がいなくても卓球の試合ができちゃいますね。
このほか、ギターやドラムを演奏するバンドロボット、トランプを配ってくれるディーラーロボットなどもデモンストレーションを行っていました。彼らを作るために培った技術は、様々な分野への応用も期待できるとのことです。
参考:http://news.sohu.com/20151124/n427847838.shtml