中国国内、縦横無尽に張り巡らされている鉄道。現在では、マカオを除く、すべての省や特別行政区に広がっているそうです。そんな中国国民にとってなくてはならない鉄道を支えているのが、車内の各種サービスを担当している乗務員の彼女たちですが…、下の写真の女性は一体何をしているのでしょうか?
箸を口にくわえて真剣に練習 (出典:中国新聞網)
近日、中国・南昌の鉄道局は、乗務員のサービス向上のため、2カ月間にわたる「サービス・技能研修」をスタート。箸をくわえて笑顔の練習をしたり、お化粧の仕方を学んだり、乗務員たちは、乗客が気持ちよい鉄道の旅をおくれるよう日々励んでいます。同鉄道局は、帰省ラッシュの旧正月「春節」期間に向けて、サービスの基礎を構築するとしています。
サービス向上のため訓練を受ける乗務員 (出典:中国新聞網)
しかし、これに対して、中国のネットユーザーからはさまざまな辛口コメントが寄せられています。
「形だけだね。何年も鉄道に乗ってるけど、彼女たちが笑顔でサービスしてたことなんてある?」(毛毛潘)
「彼女たちは月1000元(約1万9000円)の安月給で働いているんだよ!これ以上、彼女たちを痛めつけないでくれる?」(金大偉徳)
「彼女たちが楽しく仕事をして、安定した収入が保証されれば、自然と仕事を愛せるようになるよ。あんな箸で笑顔を作るなんて…」(雨打蕉葉)
「必要?いつも表情は硬いし、笑顔なんてない。荷物や乗車券の確認、社内販売サービス以外、特にサービスなんてないじゃん」(安※)※=安+尼
研修でサービス向上なるか? (出典:中国新聞網)
手厳しいコメントが多いですが、相手が好印象を抱く笑顔は、確かに箸を使った練習だけではなかなかできないですよね。今回の研修でサービス向上となるか?今後の中国鉄道の乗務員サービスに要注目です。
参考:http://news.qq.com/a/20151115/000071.htm#p=1