1月22日は旧暦の元旦。香港でもこの日、年明けを迎えた。
コロナに翻弄された約3年の間は大勢の人々での集まりが禁止される等、厳しい規制が香港では施行されていた。その為旧正月と言えども親戚同士での集まりや行き来がままらない数年間であった。
そんな3年を経て、現在香港は急激なウィズコロナ施策が進んでいる。最新の情報では1月30日より新型コロナウィルス陽性者に対する隔離が撤廃される予定との事だ。(隔離撤廃後も引き続きマスクの着用は義務化されている)
また香港と中国本土を結ぶ高速鉄道、香港とマカオを結ぶフェリーの運航が数年振りに再開される。写真は旧正月元旦の、中国本土への列車が出入りする高速鉄道乗り場へ通じる連絡通路の様子だ。この連絡通路自体がオープンされたのも、まさに数年振りの事なのである。
このようにして正常化への急激な前進を進めている香港では、3年振りに大勢の人々が集まり行き来し、賑わう旧正月を迎える事ができた。
街へ大勢の人々が繰り出し、各マンションでは親戚を訪ねる人が数多く出入りをしている。
また旧正月ならではの風物詩と言えるホテルやショッピングモール、マンションや村地帯での新年の祝い事に欠かせないライオンダンスが、元旦を迎えると同時に様々な場所で見られた。昨年までは人が集まる事を自粛する傾向があった為、ライオンダンスもほとんど見られない寂しい正月であった。
しかし今年こそは、という気持ちからなのか各地で盛大に行われるという情報が相次ぎ、とても賑やかな旧正月を迎えている。
因みにこちらは香港随一の高級ホテルとして世界に名を馳せているペニンシュラ香港ホテルの様子。元旦の朝、ホテル関係者や宿泊者・観光客等が大勢集まる中、大きな龍によるドラゴンダンスや9頭もの派手な獅子がライオンダンスを繰り広げていた。
ペニンシュラホテルの中庭で披露されたドラゴンダンス
ホテルロビーには9頭のカラフルな獅子が大集合。高いポールの上でアクロバットなダンスを披露していた。
ロビーから見た中庭の様子、巨大なドラゴンが多くの人々を魅了していた
また摩天楼ビルの上階に位置するリッツカールトンホテル。こちらでも元旦の朝、ビクトリアハーバーをバックに臨むホテルエントランスで、ライオンダンスが行われていた。
ダンスの最後には正月ならではのおめでたい言葉のたすきを口から出すのが習わし
ドラゴンダンス、ライオンダンスのシンバルや太鼓の大きな音は香港の正月に欠かせない伝統行事の一つ。写真はリッツカールトンにて。
いよいよ後少しでコロナ前の香港と変わらない状態に戻りつつある香港。盛大に始まった2023年は記念すべき前進と飛躍の年になりそうである。
恭喜發財!
株式会社フライメディアは、映像制作を中心に、海外、主に中国、台湾、香港のリサーチ、コーディネーションサービス、ライブ配信サービスをご提供している会社です。
本日御紹介した「恭喜發財!香港旧正月」関連についてもっと知りたい方、写真の使用をご希望の方は、是非お問い合わせください。