中国の武道と言えば「少林寺」の世界を思い浮かべる人が多いかもしれません。どうしてもアクション映画のイメージが先行して人間離れした「神ワザ」を次々繰り出す印象を抱きがちですが、少林寺にいる実際の「武僧」たちはそんなことはありません。しかし、時として驚くような厳しい鍛錬を披露することもあるようです。
断崖絶壁での修練に励む武僧たち (出典:騰訊網)
少林寺がある河南省登封市の嵩山の断崖で先日、数十人の武僧たちがある修業を行いました。それは、高さ1000メートルというほぼ垂直にそびえる絶壁で、自分たちの武芸を披露するというもの。崖に沿って設置されている細い桟道の上で、オレンジ色の袈裟を身に着けた武僧が槍などの武器を振り回しています。
わずかな足場の上で、集団片足バランスを披露(出典:騰訊網)
さらに、崖のところどころにある小さな足場にたどり着いた彼らは、そこで乱取りや型、素早く身をこなすパフォーマンスを披露。心身が鍛え上げられた、怖さ知らずの武僧によって壮観な光景が繰り広げられました。いやもう、見ているだけでハラハラドキドキです。
彼らはどこからどうやって登ったのでしょうか……(出典:騰訊網)
中国の武侠小説やカンフー映画を見ていると、塀を飛んだり壁伝いに走ったりという場面によく遭遇しますが、現地メディアは彼らの修練がまさにその「リアル版だ」と評しています。まさに「見上げ」たお坊さんたちですね!
参考:http://news.qq.com/a/20160317/040915.htm#p=1
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