世間はクリスマスムードでいっぱいですが、中国安徽省蚌埠市では、芸術専門枠入試への受験生を対象とした入試対策の特訓が山場を迎えています。
市内にある芸術専門枠入試受験対策を専門とする研修学校では、最後の追い込みとばかりに夜間強化訓練を実施しています。ここでは、テレビキャスター、アナウンサーやキャビンアテンダントなどの専門職を目指す数十名が試験本番を控え特訓を受けています。美しい姿勢や笑顔の実践訓練や模擬試験で学び、入試合格を目指しています。試験間近とあり、受験生は一つ一つの動作が完成してきていますが、人気職業へ進む最初の難関への挑戦とあって、さすがに表情は少し固いようです。
2016年より安徽省では、省レベルでの芸術専門枠入試を全面的に実施するそうですが、キャスター及びアナウンサーの専門枠の入試は安徽省師範大学を会場に12月26日に始まります。
中国でも人気があり花形職業であるキャスター、アナウンサーやキャビンアテンダントを目指す若者たちにとり、まさに今が正念場と言えるでしょう。
さらに、その芸術専門枠への合格者を養成する研修学校も同じく注目を集め、安徽省内でも研修学校ブームが広がっているそうです。入試間近の特訓を提供する研修学校でも、合格率を上げるために、受験生同様必死な競い合いをしているとか。
中国の笑顔特訓ではすっかりおなじみとなったお箸をくわえる訓練から、立ち居振る舞いなどをみっちり訓練されている受験生たち。どの受験生もしっかり身につけようとするその真剣な表情が初々しいですね。入試に合格したときには、この固い笑顔から本当の笑顔を見ることができるのでしょう。決戦はクリスマスの翌日です。受験生たちは、楽しいクリスマス返上で追い込みをかけます。
参考:http://news.qq.com/a/20151221/002113.htm#p=1