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2018.06.19
何のために?貴州の山奥に20年籠って城を築く男性

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2017年10月25日、新京報によると、20年間貴州省の山奥に籠り、自然との融合をテーマにした「城」を作り続けている男性がいる。

 

 

(貴州省の山奥で20年間城を作り続ける芸術家・宋培倫さん 出典:新京報)

 

貴州省貴陽市花渓区から約10キロ離れた場所にある山奥にに、神秘的な石城がそびえ立っている。石を積み上げて作ったゲートや石柱、そして様々な表情をした伝統劇の隈取りの彫刻、不揃いの砦……まるで桃源郷のようにひっそりとたたずむその光景は、78歳の男性・宋培倫さんが20年かけて作った芸術作品「夜郎谷」だ。

 

(それぞれ表情の異なる顔がデザインされた、無数の石柱が出迎える 出典:捜狐)

 

彫刻の芸術に携わってきた宋さんは、58歳で大学教員を辞めると、20ヘクタールの荒れた山を借りて自らの「夢の城」を築き始めた。以来20年間、地元の住民数十人とともに石や陶器の壺などの最もシンプルな材料を使って現地の伝統文化をふんだんに盛り込んだ石像や砦を作ってきた。

宋さんがモチーフにした儺(な)文化と呼ばれる伝統文化では、恐ろしくも神秘的なデザインのお面を用いる劇が演じられてきた。「子どもの頃からこのお面が好きだったので、お面をイメージした彫刻を作った。まるで、人と天をつなぐ架け橋のようなもの」と宋さんは語っている。

 

(「夜郎谷」は、宋さんにとっての理想郷だ 出典:新京報)

 

現在までに利用されたのは、広大な借地のごく一部分。しかし宋さんは、焦ることなく自分のペースでゆっくりと作業を進めていく。「これらの作品に高い芸術的価値がないことは分かっている。私は作品を通じて人と自然との調和と共存を伝えたい。作品が少しずつできていくことに喜びと感動を覚えている。私が作るのは作品の半分。残りは自然との融合、歴史との共存による変化が作品を完成させていく」とのことだ。

 

(壁に広がっていく蔓草も、大切な作品の一部 出典:捜狐)

 

宋さんは「現代人は現代文明に頼り過ぎていて、基本的な生存能力を失っている。私の作品はそのことに対する警告だ。作品を通じて、伝統や原始の素朴さが持つ魅力をより多くの人に感じ取ってもらいたい」との思いを語った。

 

(情報源 https://mp.weixin.qq.com/s/j7g7hlOFwxrS1vEskSrZdA

 

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