赤一色のドレスと美しい音楽でかつて日本の聴衆を魅了した「女子十二楽坊」。今、新メンバーがSNSでライブ映像を配信しつつ、ファンとの交流を深め、ポップかつ伝統的民族楽器演奏ユニットとして再始動、再び、日本や世界に羽ばたいている。
初めてのライブ映像がこちら(出典:捜狐網)
2018年1月8日の捜狐網と、同9日の騰訊網、同12日の北青網が、新しいリーダー(総責任者)となった琵琶奏者の「石娟」と注目の二胡奏者「張楠」を中心に、その華麗な新生への道を切り開いたメンバーたちの努力を紹介した。
総責任者リーダーの石娟(出典:捜狐網)
2001年に結成され、琵琶、二胡、古箏、揚琴など中国の伝統的民族楽器を12名の女性が奏でる「女子十二楽坊」は瞬く間に聴衆を引きつけて、日本でもCDが大ヒット、レコード大賞受賞、紅白歌合戦出場など華麗な“奇跡”を起こした。その後、メンバーの結婚、出産、個々人の考え方の違いなどによりいつのまにか姿が見られなくなり、新しいCDもリリースされなかったのだが。。。
中央音楽学院大学院生の張楠は卒業後も楽坊で活動する予定(出典:騰訊網)
総責任者の任を引き継いだ石娟が注目したのは、SNSによるライブ映像の発信とon lineでのファンとの直接の交流だった。きっかけとなったのは、後輩の胡弓奏者のライブ映像のゲストになり、それにに対するコメントから、若いネットユーザーたちの女子十二楽坊へのイメージと関心を察知したこと。石娟は、すぐ陌陌(MOMO)アプリにアカウントを登録した。
ファンとの交信で“変顔”を見せる張楠さん(出典:騰訊網)
新生「女子十二楽坊」の初めてのライブ映像は、なんと最高56万人の瞬間視聴者とのべ600万人超の視聴者数を記録し、2万人のフォロワーを獲得した!
2017年12月、楽坊のライブ映像配信による月間収入は100万元(約1700万円)を超えた。
「楽坊」のメンバーは実は二つのチームから構成されている。演奏技術の高い12名は演奏会での商業公演を担当する。石娟は、出番の少ない若手練習生チームに毎日SNS上でライブ映像を発信するとともにネットユーザーたちと交信するよう命じた。これは、練習生の演奏技術や表現力を高め、収入アップにもつなげようという狙いからだ。収入を確保してあげなければ、メンバーたちはやめていかざるを得ない。
on lineファンと電話する様子をまたライブ配信(出典:騰訊網)
「女子十二楽坊」はネット上で、専門性のあるわかりやすい楽曲紹介にも力を入れ、民族音楽への親しみを持ってもらいながら、一方でその品格とイメージを保っている。伝統民族音楽を新しいアレンジで演奏し、舞台衣装や演出にも気を配って、若いフアンを引きつけ、70年代、80年代生まれファンの再発掘にも留意している。
現在、ミニブログ「微博(ウェイボー)」の公式サイトで公開されているその演奏舞台の映像は、とても魅力的だ。
(情報元:https://weibo.com/u/5884601441?nick=女子十二乐坊
http://news.qq.com/original/oneday/2931.html
http://www.sohu.com/a/215293518_114837
http://ent.ynet.com/2018/01/12/857169t1254.html
https://baike.baidu.com/item/女子十二乐坊/823058?fr=aladdin)
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