2018年3月18日、界面によれば、中国のダンス界には60歳近くになってもなおも少女のような美貌を保つ、「神」と称えられる女性ダンサーがいる。
この女性は、楊麗萍さん。1958年雲南省生まれで、同省を中心に約200万人いるとされる白(ぺー)族の1人だ。71年にシーサンパンナ州歌舞団に入り、9年後には中央民族歌舞団に編入した。民族舞踊をモチーフにした「孔雀舞」(クジャクの舞)という演目で注目を集め、92年には台湾で演技を行った初の中国大陸人となった。そして、自ら数々の作品を演じるとともに、振り付けなどの総監督もこなしている。人生のなかで1度もダンス学校に通ったことはないという、天賦の才能と努力が高い次元で融合した稀代のダンサーだ。
美しいパフォーマンスを見せるためにはまず、美しいプロポーションを保たなければならない。楊さんは決してストイックな食事制限をしている訳ではなく、不健康にならず、しかも体が太らないようにバランスを取りながらの食生活を心掛けているとのことである。また、プライベートのファッションにも非常にこだわりがあり、色鮮やかな服とともに、大量にコレクションされている個性的な帽子が、彼女の美しさをより一層際立たせているようだ。
楊さんは「私のダンスの根源は自然であり、自然から得られる最初の、最も誠意ある感情であるとともに、生命や生活、自然な状態に対する感激である。そこに雲南省や現地少数民族の特色が加わり、独自の風格を帯びる。このようなダンスは形式的なものではないし、仕事や職業というものでもない。命が求めているものなのだ」と自身のダンスについて語っている。だからこそ、彼女のダンスは多くの人の魂を揺さぶるのだろう。
楊さんは2008年に初来日以降、10年、11年、14年、16年と計5度日本公演を行い「シャングリラ」などのプログラムを演じてきた。これからもまだまだ、還暦を迎えるとは思えない美しさをしなやかさで中国や日本はもちろん、世界の人びとを独特の境地へといざなってくれることだろう。
(情報源:http://www.jiemian.com/article/1997029.html)
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