2017年8月4日、騰訊網によると、貴州省の斗篷山(Doupeng Hill)の絶壁にある洞窟を「我が家」にしてスローライフを満喫している男性が、「現代版!洞窟に住む原始人?」と呼ばれている。
絶壁にあるご自慢の我が家で記念撮影!(出典:騰訊網)
この男性は、斗篷山付近にある上麦村の村民、彭興墻さん(59歳)。9年前に単身で、この貴陽市(きよう•し)観山湖区上麦村付近にある斗篷山の洞窟に移り住んだ。
簡易キッチンも完備(出典:騰訊網)
彭さんの自宅は、この斗篷山の絶壁にある洞窟で、造りはかなり簡素なもの。コンクリートで間取りをとっているが、天井は天然の洞窟の壁をそのまま活かしている。家具も必要最低限のみ。さほど広くはないが、独りで住むには充分とばかりに、1部屋にベッドとキッチンがコンパクトにまとまっている。
山からの湧き水で生活する(出典:騰訊網)
毎日の生活もいたってシンプルで、絶壁の自然環境を上手に活用した生活スタイルで暮らしている。生活用水には、山から出る湧き水を使い、洞窟前のわずかばかりの土地を開墾し、絶壁で眺めの良い?!家庭菜園をつくった。
急斜面にある家庭菜園?!(出典:騰訊網)
家庭菜園ではトウモロコシ、野菜や果物を育て、また鶏や鶉も飼育し、自給自足の暮らしを送る。野菜や果物は、ところせましとスクスクと成長し、その青々とした葉で洞窟を彩っている。「農作物の育ちがよくて、嬉しい限り」と雑草を取り除きながら笑顔になる彭さん。
家庭菜園と高層マンション(出典:騰訊網)
家庭菜園の向こうに近代的な高層マンションが見え、彭さんの「原始的」な洞窟生活とのアンバランスさも異様に際立っている。
住み慣れた村から離れ、家族とは別々に生活している彭さんだが、寂しさを感じないのかというと、「時々、家族も会いに来るし、何と言っても洞窟の生活は夏涼しく、冬暖かいから快適だよ」と、食べ物も美味しく、健康で病気知らずだと洞窟生活の良さを力説した。
鶏や鶉に囲まれた生活(出典:騰訊網)
ネット民からは、こうして報道され話題になることによって、彭さんの生活スタイルに影響が出るのではないかとの懸念の声もあがっている。
(情報源:http://news.qq.com/a/20170804/014184.htm#p=1)
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