2017年7月13日、騰訊網によると、シェア文化華やかなりし中国・北京市でこのほど、「空間をシェア」する時間貸しのカプセルホテルが出現した。
カプセルホテルが出現したのは、北京市内のIT企業が密集する中関村にあるオフィスビル内。最先端の科学技術が集まる地域だけに、カプセルのデザインも近未来的。宇宙船をイメージして作られたとのことだ。
カプセルホテルなら日本にもたくさんあるが、この施設は日本のカプセルホテルと大きく異なる点がある。それは、宿泊用ではなく、短時間の休憩を主な用途として想定している点だ。現在中国で大流行しているサイクルシェアリングのように、まさに空間を「シェアリング」する感覚だ。
料金は分単位で設定されており、午前11時から午後2時までのピーク時は最初の30分が10元(約170円)で、30分以降は1分あたり0.3元(約5円)となっている。非ピーク時はさらにリーズナブルで、最初の30分が6元(約100円)、超過分は1分あたり0.2元(約3円)だ。ちょっと休憩するにはぴったりの価格設定である。
入室するとオートロックが掛かり、室内にはファンが付いている。室内は薄暗いが、読書灯をつけることができる。さらに、USBポートやコンセントもある。スマホで2次元コードを読み取ることで目覚ましの設定ができるというのも、スマホで何でもできてしまう今の中国らしい。
特に若いサラリーマンたちの注目を集めているというこのホテルの責任者は「仕事と休息にリズムがない彼らは、特に静かでプライバシーが守られた場所でちょっと眠ることを求めている」と語っている。
(情報源:http://news.qq.com/a/20170713/010183.htm#p=1)
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