2017年6月12日、騰訊網によると、黒竜江省に住む農村青年が自作した飛行機でのテストフライに成功した。
何度も試行錯誤を重ねる製作過程(出典:騰訊網)
飛行機を製作した農村青年は、黒竜江省大慶市に住む里冰さん(35歳)。ネットライブ配信を見ていて、自分もどうにかして注目を集めたいと思うようになった。他の人が自作で車や船を完成させているのを知り、どうしたら、話題になるか?有名になるか?と考えて、「そうだ!飛行機をつくろう」と思いたった里さん。もっとも、里さん自身、幼いころから飛行機で空を飛びたいというあこがれを抱いていたことも理由の一つだ。
農作業も大事な里さんの仕事(出典:騰訊網)
飛行機をつくることを決めた里さんは、早速ネットで情報を検索し、時には勉強に出かけることもあった。飛行機をつくりはじめた当初、家族はもとより、近所の人もみなあまり良い顔をしなかった。何の技術もない里さんに飛行機など到底つくれないだろうと思っていたのだ。「そんなことしている時間があるなら、農作業に励みなさい!」との声もあった。
こうした環境の中、農作業をしながらも、里さんは飛行機をつくることをやめずに、たった9ヶ月の製作で飛行機を見事に完成させたのだった。
ネットライブ配信は里さんの日課だ(出典:騰訊網)
6月10日の午後、里さんは初飛行を試みた。最初は地面を走行するだけで飛ばずに失敗。二度目は飛び上がったとたんに着地し、これも失敗。翌日の11日、再チャレンジして、ようやく三度目の正直で、成功した。「飛んでいると、たくさんの人が後を追ってきたんだ。僕が帰って来れなくなると心配してね」と話す里さん。
見た目はシンプルな自作の飛行機?(出典:騰訊網)
さて、自作で飛行機を完成させた里さんは、ネットでその製作過程をライブ配信していて、その回数もすでに400回になる。今回フライトが成功したこともライブ配信したところ、再生回数は20万回近くまであがった。すでに18万のファンがいるという里さん、「農村青年が空を飛ぶ」と話題になったので、当初の願いも実現している。ちなみに実現にかかった製作費用は5万元(約85万円)だった。
(情報源:http://society.qq.com/a/20170612/011840.htm)
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