飲料品だけでなく、アイスや麺類などの食料品から乾電池やお守りまで…。自動販売機大国と言っても過言ではない日本では、自販機でさまざまなものを購入することができます。
しかし、おそらく日本にもない自販機が中国・蘇州に出現しました!
神々しい自販機に眠るのは…? (出典:最江蘇)
11月2日、中国・蘇州の地下鉄一号線の駅に設置された、何やら怪しい青い光を放つ自販機。
その中で眠るのは・・・「上海蟹」です!
自販機内に陳列された上海蟹 (出典:最江蘇)
上海蟹は死んでしまうと中毒を起こす可能性があるので、絶対に食べれません。ですので、自販機で販売されているのは、もちろん生きた上海蟹。上海蟹を休眠状態にするため、自販機の温度は3~6℃に設定され、48時間ごとに新鮮な蟹と交換されます。自販機をのぞいてみると、中にはブクブクと泡を出している蟹も。新鮮な証拠ですね!
上海蟹は、1匹あたり約100~200グラムで、料金は15元(約291円)、25元(約485円)、28元(約543円)に設定されています。しかも、生産地は上海蟹の聖地として名高い陽澄湖清水村大東湖産のもので、品質はお墨付き!上海蟹用のタレまでも1本8元(約155円)で販売されております。
上海蟹のタレまで買える!(出典:最江蘇)
支払方法は、現金だけでなく、オンライン決済サービスの「支付宝(アリペイ)」や「微信支付(WeChatPayment)」も可能。まさに最新の自販機です。
上海蟹の自販機は、実は2年前にも同じく蘇州市内で設置され、1日に200匹も売れたとか。
今の季節、近所の市場でもスーパーマーケットでもネットショップでも販売されている上海蟹。上海蟹商戦に勝つには、こういった目新しい販売方法が必要になってきているのかもしれませんね。