5月25日、陝西省の地方紙『華商報』によると、西安市に位置する姜仁村の東部「姜仁東村」が、計4キロメートルの道路に約700本の街路灯を設置、中には設置間隔が5メートルを切る所もあり、街路灯が密集しすぎていると話題となっている。
田畑の脇に、所狭しと設置されたソーラー式街路灯。わずか4キロメートルに及ぶ道路に設置された街路灯の数は、なんと約700本!一般的に高さ6メートル位のソーラー式街路灯の設置間隔は、約20~25メートルとされているが、姜仁東村では、約5~10メートル間隔で設置されている。また、一部街路灯は、肝心のソーラーパネル部分に木々が生い茂り、正常に機能しているかは不明だ。
街路灯の設置は、村民の代表らが協議の上、決定したもので、設置目的は「村民の夜間外出のため」。設置間隔も村の幹部が決定した。資金は村民から徴収され、1戸あたり最低2000元(約3万4000円)を負担した。街路灯は1本あたり約1900元(約3万2000円)だという。
一部村民の話によると、街路灯が設置された田畑などは、近々、収用予定の土地で、計画通り収用された場合は、街路灯を取り壊さなくてはならないため、賠償金が支払われるはずだという。これに対し、姜仁東村会の鄭会長は、「街路灯が密集している理由は、街路灯を長持ちさせるため。すべての街路灯を同時に使うのではなく、街路灯をいくつかのグループに分け、交代で使用し、寿命を長持ちさせているのだ」と賠償目的説を否定した。
果たして、姜仁東村の本当の目的は?真相はまだ闇の中だ。
参考:
http://news.qq.com/a/20160525/003192.htm#p=1
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