5月5日、重慶江北区の商業エリアの店舗で「スパイシーアイス」が販売され、その目新しさに長蛇の列ができた。重慶といえば「麻辣味」が有名。「麻辣味」とは花椒と唐辛子による味付けのことで、 舌がヒリヒリするような辛さが特徴だ。人気の高い「火鍋」も重慶の名物料理として有名で、辛いもの好きにはたまらない。

辛さの秘密はこのトッピング（出典：中新網）

この日、重慶の気温は35度に到達した暑さで、この奇抜なアイデアのスパイシーアイスは大人気！さて、「麻辣味」の秘密はトッピングにある。自由にトッピングを選べるところは他の店舗と同じだが、種類にバラ、唐辛子、胡椒など、まさに火鍋？と思わせる調味料を使っているところがポイントだ。和訊新聞の取材に応えた重慶市民の楊露さんは「辛くて舌がしびれるけど、冷たい味とのマッチングはやみつきになりそう」と不思議な味覚を楽しんでいる。別の市民も「外側が辛いけど、中は冷たいので美味しい」と、なかなか好評のよう。

店舗関係者は、「種類は20種以上あるけど、何と言っても一押しは麻辣味。他にはなく、重慶市民は何と言っても辛いもの好きなので、重慶らしさが出ている味になっている」とアピールし、アイスはおいしいけど甘すぎるので、これくらいスパイシーなほうがしつこくなくて、食べやすいはずと、重慶でのスパイシーアイスに人気に自信満々だ。

辛くて冷たい不思議な味？（出典：中新網）

この店舗では、1ヶ月を販促活動として、1人に1本につき無料で配布することにしている。今では口コミで伝わり、メディアで取り上げられるなど、毎日約2000人が訪れている。

これから本格的な暑い夏を迎える重慶で、「スパイシーアイス」が火鍋同様に重慶名物になれるか、持続的に人気を保てるか、今後に期待している。

参考：http://news.hexun.com/2016-05-07/183742623.html

          http://www.hinews.cn/news/system/2016/05/08/030382544.shtml

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