スターフェリー(天星小輪)と言えば香港のビクトリアハーバー間を運行するフェリーとして余りにも有名な交通機関だ。市民の通勤などに使われるだけではなく、観光客が観光中に乗るアトラクション的な存在としても名を馳せている。ただビクトリアハーバーを走るフェリーはスターフェリー以外にも他に幾つかあるのだが、市民以外にはあまり知られていない。
今日ご紹介するのは日本人も多く居住する紅磡(ホンハム)埠頭と香港島の中環(セントラル)を結ぶ富裕小輪(CKS Fortune Ferry)の存在だ。
この路線は2020年夏に開通された。運行時間は朝7時台から夜19時台まで片道約21便。運賃は大人片道9ドル。
運行本数こそまだ多くはないが、MTR(地下鉄)であればホンハム埠頭近くのウォンポア駅からセントラル駅まで乗り換えが必要なところ、フェリーだと片道15分の乗船時間で行き来ができる。ホンハムと中環を通勤する人の足としては、便利な嬉しい存在として迎えられたに違いない。
こちらの写真は紅磡(ホンハム)埠頭の乗り場入口から撮影をしたもの。
乗船時間以外は案外ひっそりしているフェリー乗り場
紅磡(ホンハム)埠頭へ行けば、路線ごとに赤字で大きく記されているのが目につく。初心者でも間違う事はなく安心だ。
こちらが今回紅磡(ホンハム)埠頭より乗船したフェリー。なかなか大きく立派な様子のフェリーがやってきて驚いた。船体にはカラフルな文字が記されている。
船内は新しくクリーンなイメージ。まるでマカオまで1時間かけて往復するフェリーのような船内で、椅子も快適。
船体ごとに内装は多少違うのかもしれないが、こんな船なら15分の船旅もかなり快適に過ごせる。
今回ご紹介した紅磡埠頭からは他の行先のフェリーも出ている。いくつかの路線がビクトリア湾を行き来しているのだ。スターフェリーだけではない九龍と香港島のショートトリップ、せっかくなので色々なルートをお試しいただきたい。
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