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2021.04.01
中国初、人工子宮を使った早産ヒツジの生育に成功

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河南省にある鄭州大学第一附属病院が先日、中国では初めてとなる人工子宮によるヒツジの胎児の体外生育実験に成功した。

 

■実験に活用されたのは、あのECMO

ヒツジの胎児を用いた人工子宮実験は同病院の胸腔外科の専門家、産婦人科の専門家、そして昨年からの新型コロナウイルス感染拡大で注目を集めた人工心肺装置ECMOを扱うチームの責任者が共同で進めた。実験では、臍帯静脈から血液をECMOに取り込み、ECMOで血液内の二酸化炭素と酸素を交換した上で臍帯動脈に戻すという循環により、人工子宮内にいるヒツジの胎児に十分な酸素を供給して生存させることに成功した。

■早産の赤ちゃんを守る強い味方になる可能性

早産は妊娠の際に比較的よく見られる問題であり、早産を引き起こす原因は複雑だという。世界では毎年およそ1500万人の新生児が早産によって誕生しており、その割合は11%にも上るとのことだ。予定よりも大幅に早くママのお腹から出てきてしまった赤ちゃんに対し、現時点では主に保存療法、薬物治療、手術などの治療方式が採用されている一方で、いずれの治療方式にも副作用のリスクが存在する。今後さらなる研究により、種々の理由により早産で誕生したヒトの赤ちゃんの命を救う技術への応用が期待される。

 

ECMOは心肺機能が衰えた患者の血液循環を補助する上で非常に大きな役割を担う一方、さまざまな課題も残されている。同病院のECMOチームでは人工子宮の実験の他にも、成年のヒツジを用いてさまざまな挿管方式によるECMOの応用について研究を進めているという。

 

(出典:https://news.sina.com.cn/c/2021-01-08/doc-iiznezxt1221400.shtml)

 

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