中国の国慶節8連休、例年だと国内外旅行に出る人が多いが、今年はコロナ禍の年、上海市内でも幼稚園、小中学校では、各家庭に「上海市外への移動制限」通知が出た。

 

もちろん、任意なので、市外に出かけることはできるが、帰ってくると、2週間の通園、通学禁止になるため、ほとんどの家庭が上海に居残ることを選択する。子どもの教育は現地でも最重要視されているのだ。

 

そのため、いつもは静かな上海市もにぎやかで、各観光スポットはもとより、レジャー施設、大型モールなど、どこも家族連れで混雑していた。

 

子ども連れのファミリーにとりわけ人気が高かったのが、崇明島や朱家角、松江といった上海郊外へのお出かけ。ここ数年、アウトドア・レジャーの流行でジワジワきている“デイキャンプ”ブーム。

 

植物の王国「上海辰山植物園」

 

今回は、手軽にデイキャンプも楽しめる上海郊外の人気スポットで、今年開園10周年を迎える「辰山植物園」を紹介する。

 

自然散策が楽しめる広大な敷地

 

「辰山植物園」は、上海の郊外・佘山エリアに位置する。「植物の王国」と呼ばれることもあり、14,000種類以上の植物が集まる。

 

巨大な温室でも有名な植物園

 

面積は207ヘクタール、大きく９つのエリアに分かれているが、園内には広大な敷地内を効率よく移動できる電動カートも走る。

 

南国ムードたっぷりの温室内展示

 

園内は、大きな温室、花に囲まれた人口池や採石場跡を利用した滝スポットのほかに、小高い山といった見どころも多彩。

 

園内でも人気が高い撮影スポット「滝」

 

音楽ライブなどができるステージや参加型イベントエリアなど、一日居ても楽しめる豊富な設備がある。

 

 蘭の花が咲き誇る温室

 

現状は、入場に事前のオンライン予約が必要。ただでさえ広大な敷地のうえ、人数制限をしているので、混雑感は皆無で、ゆったりと楽しめるという点はポイントが高い。

 

モネの名画「睡蓮」を連想させる景色！？

 

赤を主体に色鮮やかなバラ、心癒される清楚な睡蓮、温室で気高く咲く蘭、美しく咲き誇る花々を見ていると気持ちも穏やかになり、リフレッシュ。

 

「のりたい！」子どもたちにも人気のスポット

 

都会の喧噪から離れ、自然を満喫するには絶好のスポットだ。

 

青空のもと、鮮やかに咲くバラ

 

もちろん、今ブームが来ているデイキャンプ派も多く、ところせましとテントが並ぶ。

 

癒される休日、リフレッシュには最適かも！

 

ここは癒しとはほど遠く、１mとない距離にお隣のテントという密集度がおもしろい。

 

テント密集地を避けてデイキャンプ

 

自然の中にいると、当然家の中にいるよりは、開放感があるので、しばらく旅行から遠ざかっている大人たちにも気分転換になる。

 

SNS映えするスポットばかり

 

上海辰山植物園（Chen Shan Botanical Garden）：上海市松江区辰花路3888号

　　　　　　　　　　　　　最寄り駅は地下鉄9号線「佘山」駅又は「洞泾」駅

 

 

参考：http://www.csnbgsh.cn/sites/chenshan2020/static/index.ashx

 

 

 

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