新型コロナウイルスの影響で自宅にいる時間が長くなる中、何か新しいことを始めてみたという人も少なくないはず。中には、一念発起してピアノのお稽古を始めたなんて人もいるかもしれない。しかし、ピアノを独学でマスターするのはかなり難しい。かといってレッスンを受けに行くのも今のご時世は難しい。じゃあリモートレッスンを、となるが、視線をスマホやパソコンとピアノの間で行ったり来たりさせるのはかなり疲れるものだ。それは教える側も同じで、生徒を呼びたくても呼べない状況の中で先生たちも思うように指導ができず、ストレスを貯めていることだろう。
■巨大スクリーン内蔵の、画期的な「スマートピアノ」
上海の情報技術会社が開発した「スマートピアノ」は、そんな悩みを一気に解決してくれる画期的なピアノだ。一見何の変哲もないピアノなのだが、その中には数々のハイテクが盛り込まれている。一番の目玉は、通常のピアノでは楽譜を置く部分が全てスクリーンになっている点だ。スクリーンの幅がちょうど鍵盤部分と同じであるため、目の前の画面に表示された先生のお手本を確認しながら一緒に演奏することができる。
この大画面は、オンラインレッスンでも活躍するほか、一人で練習するときも大きな威力を発揮する。独学用のレッスンコンテンツが非常に充実しており、曲を演奏すると音程、リズムやテンポはもちろん、表現力をそれぞれ評価してくれるのだ。さらには、聴音や作曲といったより専門的なレッスンコンテンツも用意されているというからすごい。
■足で操作する楽譜表示機能は思った以上に便利かもしれない
また、通常のピアノのペダルは3本なのに対し、この「スマートピアノ」は7本のペダルを搭載。それぞれファンクションキーの役割をしており、ピアノに手を置いたまま足で様々な画面操作を行うことができる。演奏時に譜面を表示させれば、ペダル一つで次のページに移動することも可能。1人で演奏中に楽譜をめくる際、なかなかめくれなかったり、勢い余ってページを飛ばしたり、楽譜を落としてしまったりといった煩わしさから解消される。
■アイデア次第で無限の可能性を秘めた、次世代ピアノ
この「スマートピアノ」、グランドピアノ版、アップライト版の上位機種はハンマーで弦を叩く通常のピアノとして使えるほか、鍵盤に非接触式光センサーを搭載した電子ピアノとしても使用可能だ。上位機種では自動演奏機能も搭載しており、演奏を録音して好きな時に再生することができるうえ、五線譜に記録してくれる。ふと思いついたフレーズを記録するのに便利だ。下位機種は電子ピアノのみで自動演奏はないが、ご自慢の巨大ディスプレイはちゃんと搭載されており、気軽にピアノを始めるにはぴったりだ。
中国のECサイト・京東(JD.com)では、電子ピアノのみの廉価版が2万元ほど、アップライト版が6万元ほど、グランドピアノ版が20万元ほどとなっている。
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