以前、本ブログ(フライメディア)でもアプリ注文、決済でコーヒーやカクテルをロボットアームがつくるロボットカフェ「ratio(比率)」を紹介したことがあるが、今、タピオカミルクティーをはじめとするドリンクスタンドに新たな革命が起こりつつある!
「ratio(比率)」のロボットアーム
アリババグループの「口碑(コウベイ)」とタイアップしてロボットアームを導入したのは、タピオカミルクティーでもおなじみ、老舗の台湾系ドリンク「快楽檸檬(HAPPY LEMON/ハッピーレモン)」だ。
アプリ注文、決済で、人の手を全く介さずに、並ぶこともなく、ドリンクをピックアップできる。スタッフはあくまでも黒子的存在で、ロボットアームのメンテナンスや材料の補充を行う。
快楽檸檬(HAPPY LEMON)無人智慧南奶茶門店
この快楽檸檬のコンセプトは、完全なるロボット化ではなく、ロボットと人との分業なのだが、周りから見ると、前述のratioも快楽檸檬も、ロボットがメインで、スタッフはあくまでもサポートに徹していて、「無人化」感をはっきり出すような環境づくりだ。
1杯の製作時間は約90秒だとか
ところが、6月に新しくオープンした「宇宙奇幻茶(COSMO MIXOLOGY)」は、その逆で、ロボットと人との見事なコラボレーションが実現している。
6月にオープンしたばかりの「宇宙奇幻茶」
例えば、一杯のドリンクをつくる作業の流れはこうだ。オーダーはスタッフがとり、トッピングを入れるなどの準備もスタッフが行う。注文のトッピングを準備したカップをロボットアームの前にある指定の位置におくと、アームが上下に大きく振られ、中身をシェイクし、カップに注ぐ。そして、カップに注ぎおわると、スタッフがそのカップをとり、最後の仕上げ。次に注文が入っている場合、スタッフは同時に次のカップを置く。
ロボットアームのユニークな動きも人気に!
この一連の連携プレイを見ると、ロボットが「相棒」という言葉が思い浮かぶ。ロボットアームはもちろん話をしないが、それでも一緒に?働いていると、思わず「相棒、次頼む!」と声をかけたくなる。
パステルピンクが乙女チックでかわいい
ロボットがドリンクをつくっているので、スタッフは関連商品やグッズを販売したり、お客にドリンクの説明をしたりでき、お店にとってはセールス強化にもつながる。
オリジナルグッズのデザインも若者向け!
この「宇宙奇幻茶」のロボットアームはパステルピンクで、可愛らしく、動作もユニーク。周辺のグッズもロボットをモチーフにしたものなど、デザイン性が高く、女子うけするものばかり。
青色の部分はストロー素材でのディスプレイ
オープン日には、大行列ができたというのもうなずける。
茶葉の味が濃く、他店と少し違う美味しさ
お客とのコミュニケーションを残しつつ、最新技術を取り入れている、ロボットと人とのステキなコンビネーションプレイを見ることができるドリンクスタンドだ。
http://www.sdgteajm.cn/index.html
比率(Ratio):上海市黄浦区西蔵中路268号 来福士広場1F
最寄りは地下鉄1、2、8号線「人民広場」駅下車
快楽檸檬(HAPPY LEMON)無人智慧南奶茶門店:
上海市徐家匯路618号日月光中心広場徐家匯区B2
最寄りは地下鉄9号線「打浦橋」駅下車
宇宙奇幻茶(COSMO MIXOLOGY):
上海市普陀区中山北路3300号月星環球港B1階B1113
最寄りは地下鉄3、4、13号線「金沙江路」駅下車
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