アリババグループが提唱するニューリテール戦略で有名な生鮮食品の次世代スーパー「盒馬鮮生(Hema Fresh)」グループが盒馬菜市、盒馬mini、盒馬F2、盒馬小站に続く第5の新たな業態として、7月1日、上海に「Pick’ n Go」をオープンした。「Pick ’n Go」は盒馬鮮生の中ではなく、独立した店舗としてオープン。
すっきりした店頭とキッチンのPick’n Go
朝食を求めて、コンビニにできる行列を解消するため、その名(Pick’n Go)の通り、「通勤途中にアプリ注文&決済し、店舗についたら商品をピックアップするだけ。朝食を買うために行列に並ばなくて良い。待ち時間ゼロ!」。
店頭のPOPには利用方法が!
どちらかというと朝食に特化した便利店という位置づけだ。
遠くからみても目立つボックス!
朝食を購入する消費者をターゲットにしているので、メニューは肉まんや野菜まん、煎餅(中華風クレープのようなもの)や豆乳といった朝食の定番を中心に約20種類。
盒馬アプリを使って注文と支払いをする
テイクアウト対応のみで、イートインエリアは設置されていない。有人カウンターの横にボックス型のピックアップコーナーがある。
利便性を考えたオペレーション?!
調理や加工の担当はスタッフだが、商品のピックアップは無人ボックスを利用するので、アプリ注文&決済からピックアップまで、スタッフとの対面コミュニケーションは必要ない。
午後でもちらほらと利用客の姿が見られる
並ばずに商品を手にすることができ、かつ効率もよいので、行列によるストレスフリーがセールスポイントの一つだ。
オープンキッチンも簡易的?なもの
朝食購入は、当然毎朝のことなので、有効活用すると、便利であることは確か。
アプリにメッセージが来るとピックアップへ
ここまで朝食に特化しているところからもうかがえるのが、巨大な朝食市場。
日本では自宅で朝食をとる人が多いかと思うが、中国は外で食べる朝食文化で、コンビニはもちろん移動式のワゴン、みんなが良く知るファーストフード店などでも中国定番の朝食メニューがそろう。
軽食類中心のメニューがそろう
毎朝、朝食を買うため長蛇の列ができている店舗も少なくないので、それらを解決するための「Pick’ n Go」なのだという。
オープンしたばかりでキャンペーン価格もある
ちなみに、「盒馬鮮生」は2016年に一号店をオープンして以来、オンラインとオフライン(実店舗)の融合、かつ迅速なデリバリーサービスなどで急成長をとげ、快進撃を続けてきたが、最近は閉店する店舗もあらわれ、苦戦を強いられているという声もある。
注目度あり?通りすがりに写真をとる人も。
そうした中、果敢にも次から次へと新事業を展開し、チャレンジしていく姿勢には、まさに中国の「とりあえずトライ、とりあえずやってみる」という精神を強く感じる。
「Pick ’n Go」:上海黄浦区蒙自路757号 哥斐中心B2
最寄り駅は地下鉄13号線「世博会博物館」駅。
参考:http://news.ikanchai.com/2019/0701/296085.shtml
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