弊社がコーディネートを担当させていただいた、中国で大人気を誇るIQや脳力を競う科学バラエティ番組、江蘇衛視「最強大脳・燃えろ大脳 2019年第2シーズン中国チームVS国際チーム」が幕を閉じました。

1勝2引分けで中国チームが優勝したことは、6月4日にアップした弊社の実績ブログでお伝えしましたが、今回は最佳黒馬賞（ダークホース賞）も受賞した、岡部七子さんの試合の様子をご紹介したいと思います。

6月4日公開の実績ブログはこちら↓

「2019年4月19日放送「最強大脳」松丸選手と平前選手VS中国チームの素晴らしい対決‼」https://flymedia.co.jp/2019年最強大脳、燃えろ大脳の日本人チームの対決

岡部さんの対戦相手は、年下のチームメイトから慕われている、中国チームの兄貴的存在の栾雨さん（清華大学）、最強大脳の実力者です。

「彼女と戦いたい」との言葉に思わず笑顔

岡部さんが対戦した種目は、「遺失的埃舍尔　The Missing Escher（失われたエッシャー）」でした。

エッシャーとはオランダのグラフィック・アーティストで、視覚の魔術師とも呼ばれています。エッシャー作品は、特に幾何学的オブジェに焦点が置かれたものとなっており、数学的手法をもちいて描いた絵画は「エッシャーモザイク」と呼ばれています。

さらにこの種目は世界で有名な「ミウラ折り」を用いています。「ミウラ折り」というのは日本の三浦公亮先生が考案した折り方で、対角線部分を持って左右に引っ張ると、ワンタッチで展開・収納ができます。電波天文衛星「はるか」の展開パラボラアンテナや、技術試験衛星「きく８号」のアンテナなどにも使われたそうです。

【ルール】

両面に異なるエッシャーモザイクで構成されたスケッチパットを、9×9合計81のブロックに分割し、ゲストがランダムに３ブロックを選びます。そしてこの3ブロックをミウラ折りします。

選手はアームに固定された3枚の折り紙の開閉過程を観察するだけで手かがりをつかみ、81枚中の3枚を見つけます。正確率を優先し、正確率が同じ場合は、時間の短い方が勝ちです。

対戦中、最も印象的だったのは、普通ならプレッシャーのかかる中、岡部選手が自分の行動を振り返り「何やってるんだろ」とつぶやき、笑顔を見せたこと。

中国チーム女性リーダーの戚薇さんは、「彼女はこの困難な中、キュートな笑顔を見せた」と言い、「可愛い」を連発していました。

岡部さんは驚異のスピードで次々と解答していきます。26分41秒89で解答終了。栾雨選手より早く終わったことに、中国チームのメンバーは驚きを隠せません。「なんて強いんだ」「あのお姉さん、すごい」と口々に発言していました。栾雨選手は38分41秒37で解答終了。両選手とも正解でしたので、岡部さんが勝利を収めました。

全チーム中、紅一点だった岡部さん。「紅一点」という言葉は、中国の王安石の詩「万緑叢中紅一点」の句に由来し、「一面の緑の中に咲く、一輪の紅い花」というところから来ているそうです。

最強大脳での岡部さんは、まさに桃色の可愛らしい花を開花させ、生き生きと咲き誇るようすは、見ている人全てを魅了していました。

  授賞式で、ダークホース賞を手にする岡部さん

 今回、惜しくも国際チームは敗れてしまいましたが、アウェーで、しかも日本人選手は「最強大脳」に初出場という不利な立場の中、大健闘を見せてくれました。

また、映像には映っていませんが、お力添えいただいた専門家の先生、快くテストを受けてくださった選手候補者の方々のご協力があってこそ、このような素晴らしい番組をコーディネーションすることが出来たと実感しております。

この場をお借りして、弊社スタッフ一同、お世話になった皆様に深く感謝申し上げます。

（フライメディア／マフネ）

「最强大脑 燃えろ大脳」 2019年第２シーズン　20190503OA完全版はこちら

http://v.jstv.com/a/20190503/1556898785370.shtml

（参考：Artpedia アートペディア/ 近現代美術の百科事典https://www.artpedia.jp/escher/

miura-ori labhttps://miuraori.biz/about/

at home こだわりアカデミーhttps://www.athome-academy.jp/archive/mathematics_physics/0000001014_all.html）

●追記：「最強大脳」や出場選手についての詳しい情報は、下記ページでご覧いただけます。

「最強大脳・燃えろ大脳」日本の頭脳王と中国の天才たちの激闘！

https://flymedia.co.jp/最強大脳・燃えろ大脳+日本の頭脳王と中国の天才たちの激闘%EF%BC%81

株式会社フライメディアは、映像制作を中心に、海外、主に中国、台湾、香港のリサーチ、コーディネーションサービスをご提供している会社です。

本日御紹介した「2019年最強大脳・燃えろ大脳の個人戦岡部七子さん」関連についてもっと知りたい方、写真の使用をご希望の方は、是非お問い合わせください。