既にお伝え済みの通り、香港では2月24日よりワクチンパスが開始されている。
最近では日々の新規感染者もかなり落ち着きを見せ始めて街中は以前のような活気が戻りつつある香港だが、この度ワクチンパスの第2段階が開始をされた。
実はこのワクチンパス、段階を経て強化される事になっている。
第一段階は2月24日から4月29日であった。この間までに少なくとも1回のワクチン接種済みである証明をする事で、ワクチンパスが適用される指定施設へ入場することができる。
今回開始されたのは第2段階で、4月30日から5月30日の間に実施される。5月30日以後は少なくとも2回の接種を経ていない人は指定施設に入場できなくなるのである。
そして第3段階は5月31日より始まり、3回目のブースター接種を終えていなければならないと言われている。このように段階を経て、どんどん強化される仕組みとなっている。
このワクチンパスで利用できる指定施設とは、街市(ウェットマーケット)、ショッピングモール、デパート、スーパー、レストランやバーの飲食店、スポーツ施設、プール、ジム、サウナ、運動場、娯楽施設(テーマパーク含む)、エステ、ネイル、マッサージ、カラオケ、麻雀店、クルーズ船、学校、図書館、宗教施設など。
つまり生活に関わる多くの(ほとんどの)施設となる。
日を追うごとにパスが強化される為、今までワクチンを打っていない人も急いで予約をしたという人も多い。
そしてワクチンを打った後は指定アプリに登録をして、施設入場時にアプリをQRコードにかざす事となる。特に飲食店ではQRコードをかざした後に、更にそのQRコードを店側が読み取るという2重作業が行われており、当初は手惑い入店まで時間を要した作業も、最近では店側、利用者双方が慣れ始めてきた。
既に多くの人がワクチンパスに合わせてワクチンを接種しており、また、今回の第5波により相当な人々が感染したと言われている香港。これらの相乗効果により今後将来的に新規感染がゼロとなり、他国との往来が開始されるとよいのだが…。
コロナ規制が緩和され、多くの人でにぎわう街中(市内・深水ポー)
コロナ規制が緩和され、多くの人でにぎわう街中(市内・佐敦)
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