コロナの間香港で流行った事の一つが「アウトドア・アクティビティ」だ。
香港の住宅事情は一般的にあまり良い環境とは言えず、広いとは言い難いスペースに大家族で暮らしている、という世帯も多い。その為週末ともなると旅行やショッピング・映画などへ夜遅くまで出かけるという市民が多かった。ただコロナの為に長い期間海外旅行へ出かけられなくなった為、人々は少しでも新鮮な空気を吸いながら息抜きをしたいと、アウトドアを楽しむようになったのである。
もともと多くのハイキングコースを有する香港。そのためハイキング人口は以前より多かったのだが、コロナ期間に大がかりなアウトドア用品を購入し、週末は屋外で過ごそうとするアウトドア派の人々が増えた。
型にはまらない人々が多い香港では、人々の過ごし方も様々である。
自然の多い場所でテントを張り1泊しようとするグループもいれば、もう少しカジュアルに、ちょっとした広場や海の近くでテントを張り、1日ゆっくりとそこで過ごすという人もいる。
実際にコロナ以降、週末ともなると公園等の芝生エリアではこうしてテントを張って過ごす人をよく見かけるようになった。
海を目前にする公園の芝生エリアにテントを立てて週末を過ごす人々
アウトドアを楽しむ人口が増えるにつれ、街中のスーパーの一画やテナントで、テントやアウトドア用品を販売する店も増えており、以前より多くの場所でこうしたグッズが売られるようになっている。
とあるスーパーの中のアウトドア用品売り場
こちらもスーパー内の特設売り場
家庭用品を売る店の店頭に並ぶアウトドア用品
そしてこの度、キャンプをテーマにした焼肉レストランがあるという事で訪れてみた。
こちらがレストランの入口の写真。実はショッピングセンターの中に位置するレストランなのであるが、店内は広々としておりキャンプに来たような体験ができるようで人気との事。
レストランの入口
店内にはテントで覆われたグループ席や、まるでキャンプさながらのアウトドア用のテーブルと椅子で作られた座席があり、訪れている人々も記念写真を撮るのに夢中であった。
こちらのテントは6人席。一度入ってしまえば本当のキャンプに来ているような錯覚を覚えそうである。
アウトドアで食事を楽しんでいるかのような気分を味わえる
使われている食器もアウトドア専用のもの。高級感のある陶器でこそないが、趣がたっぷりあるキャンプの醍醐味を味わえるものばかりが揃えられている。このロケーションと設定で焼肉をするとなれば、それこそ街にいながらにしてキャンプ気分をしっかり味わえるであろう。
店内のデコレーションもまるでキャンプに来たかのような装飾。
これなら、忙しくてアウトドアへ行かれないときも、街にいながらにしてアウトドア気分を味わい、楽しめそうである。実際子供連れのグループも数多く訪れており、大人から子供まで楽しめるテーマのレストランであった。
アフターコロナのこれからも、市民のアウトドア嗜好はまだまだ続きそうな気配だ。
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