2018年1月31日の夜、月が地球の影にすっぽりと隠れて見えなくなる皆既月食が起こり、中国でも各地で観測された。
日本では3年ぶりの皆既月食となったが、今回は「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」と呼ばれる超レアな天体現象だったこともあり、多くの人が夜空を仰ぎ、カメラを向けた。お隣の中国でも話題となり、各地から観測画像や動画がネット上に集まった。
地球との距離が近い満月の「スーパームーン」、同じ月で2度目の満月である「ブルームーン」、そして皆既月食の「ブラッドムーン」。この3つの現象が重なったのが「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」だ。
中国メディア・長城網は同日「待ちに待ったスーパー・ブルー・ブラッドムーンが姿を見せた。非常に珍しい現象で、前回発生したのは1866年3月31日とのことである」と説明するとともに、夜空に浮かんだ大きな満月が少しずつ欠けていく様子を撮影した連続写真を掲載した。「ブラッドムーン」という名称の所以となっている月食時特有の赤銅色を呈しながら月が欠けていく姿は実に幻想的だ。
また、騰訊網の動画コンテンツには、今回の皆既月食の一部始終を定点撮影し、1分間に短縮したタイムラプス動画や、高倍率のカメラで撮影した動画が大量に掲載されている。中国では北京をはじめ好天に恵まれた場所が多かったようで、多くの人が約150年ぶりの天体ショーを生で、あるいは動画で楽しんだ。
(情報源:http://report.hebei.com.cn/system/2018/01/31/018609757.shtml)
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