コーヒー店激戦地で、世界一カフェが多い都市とも言われている上海だが、若い世代を中心に、ジワジワ人気がきているのがお茶(中国茶)。もちろん、お茶は中国で日常生活にとけこみ、身近にある飲み物だが、近年では、チーズティーやフルーツティーなど中国茶をベースにアレンジしたティードリンクがZ世代の間で人気となり、中国茶が改めて脚光を浴びている。
新天地エリアにオープンした「tea’stone」(上海)
そうした中で、高級ショップやレストランが立ち並び、カルチャーやトレンドの発信地の一つでもある、上海の人気観光スポット「新天地」に登場したのが、中国茶カフェチェーンの「tea’stone」だ。伝統的な茶飲文化を大切にしつつ、新たに現代的要素を盛り込んだスタイルを発信する、おしゃれなカフェとして話題になっている。
ゆったりとした空間が広がる店内(上海)
「tea’stone」は、「純茶(ピュアティー)」を提供する店舗で、2018年に深圳で第一号店をオープン。2022年に上海、武漢、成都への店舗展開を予定しているとされ、新天地の店舗が上海での一号店だ。
「ひとり時間」で癒しの空間を過ごすことも!(上海)
トレンドを牽引する若い世代も惹きつける店内の雰囲気とメニュー。ゆったりと開放的な空間と木の温もりが感じられる内装やインテリアの店内では、リラックスできて居心地が良い。“おしゃれにお茶を楽しめるライフスタイル”を提案しているとあって、急須ポット、茶器、ケーキ皿など細かいところまでこだわりをもっているのが分かる。
SNS映えする写真が撮れるこだわりの店内(上海)
店内での注文の仕方は、先にカウンターでメニューの中から茶葉などを選び、支払いを済ませる。席で待っていると丁寧に淹れたお茶が運ばれてくる。
見た目やネーミングでワクワク楽しいケーキ(上海)
そして、お茶のお供に欠かせない?お茶菓子には見た目も可愛らしいケーキがそろう。『小籠包、湯圓(もち米粉で作った団子)、豆腐、サンザシ(山査子)』といった好奇心をくすぐる見た目とネーミングは思わず注文したくなる完成度。甘さ控えめのサンザシ、豆腐ケーキは大きさもちょうどよく、あっさりとした口当たりで飽きのこない優しい味だ。
108種類の茶葉から好みの味を探す?(上海)
店舗で取り扱っている茶葉は108種類。豊富な種類の茶葉が並んでいるため、見ているだけでも楽しい。ほかに店内では茶葉や茶器の販売もしている。
豆腐(奥)とサンザシのケーキは甘さ控えめ(上海)
ちなみに、中国最大級の口コミ投稿サイト『大衆点評』では、お得なアフタヌーンティーセットも入手でき、高級感漂う新天地エリアで、現地の物価から見てもコスパが良いことが魅力の一つにもなっている。
中国茶&ケーキのセットでアフタヌーンティー(上海)
平日の午後や週末は混み合うため、狙い目は平日の午前中。地元民からも支持を得てトレンド入りしている「tea’stone」に、新たな茶文化ブーム到来の予感がする。
tea’stone(新天地店):上海市黄浦区上海新天地新里1階
参考:微博https://weibo.com/u/6647056290?is_all=1
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