ドリアン(手前)とライチー(奥)
そんな油麻地果欄だが、香港人の話を聞いていると多くの人々の目当てはなんと、日本の果物。
日本好きの香港人は「日本の果物」も大好きなのだ。日本の果物は甘くてジューシーでおいしい、と口々に言う。旅行での行き来が盛んだった頃は、帰りの飛行機では箱買いした果物を大切そうに運ぶ香港人の姿をく目にした人も多いのではないだろうか。
最近は日系スーパーだけではく地元スーパーでも日本の果物を簡単に入手できるが、それでも鮮度を見比べて購入するためにここを訪れる人は多いのである。
油麻地果欄の中を歩けば、日本の文字がたくさん目にすることができる。
人だかりができている店舗にはこんな日本直送の看板があった
今の時期ここを訪れる人の目当ては日本の桃、ブドウではないだろうか。マスカットや巨峰、そして瑞々しい桃が店頭に並び、みな箱で買い求めていく様子を目にする。
日本をよく知る人々は産地にも拘りがあるようで、店主にどこからのものか尋ねている
粒が大きく見るからにおいしそうなマスカット
手前の日本のものはひと房230ドル(約3300円)もするものだが、そここそ売れているようだ。
夏の果物だけではない。秋になれば梨、冬はリンゴなど香港人の日本の果物への情熱は計り知れないものがある。筆者自身、海外に出てみると甘味や味がしっかりとしている日本の果物や野菜のおいしさを懐かしく思う。
香港で「日本」や「日本人気」を知るには、こんな歴史的なフルーツマーケットへ足を運ぶのもよいかもしれない。
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