FLY MEDIA BLOG

FLY MEDIA BLOG

2023.01.21
スマート技術を駆使した「物言う横断歩道」

お問い合わせはこちらお問い合わせはこちら

 

通過する自動車のスピードや歩行者の接近などさまざまな情報を監視し、文字と音声で通知する「物言う横断歩道」が、浙江省温州市にお目見えした。

 

■高齢者が多く住む団地前に現れた「物言う横断歩道」

温州市甌海区新橋街道のとある大型団地の前を通る道路の横断歩道に、大きな電光掲示板が取り付けられた。電光掲示板は、横断歩道を渡っている人がいればドライバーに向けて「減速して歩行者を優先せよ」という文字情報を表示するとともに、音声も出すようになっている。この掲示板付き横断歩道は「マンマシンインタラクティブスマート横断歩道」と呼ばれ、同市では初めて設置されたという。

 

新橋街道の関係者によれば、大型団地には現在1500人以上のお年寄りが住んでおり、既存の横断歩道が古くなって見えづらかったこともあって団地前の道路での事故率が高かったとのこと。そこで検討が重ねられ、「お年寄りにやさしい街づくり」の一環として甌海区民政局が予算を出し、市の交通管理局や地元企業と共同で開発、設置した。

 

■最新のAI技術やIoT知覚技術を駆使

交通管理局関係者によれば、この横断歩道システムはイベント感知システム、スマート音声、スマートLEDディスプレイ、車両通行速度警告システム、自動車接近警告システム、歩行者接近警告システムなどで構成され、先進的なAI技術、IoT知覚制御技術を駆使して、人対車、車対人の警告、車両自身への警告など複数種類の警告を発出することができる。歩行者が横断歩道を渡っていれば「歩行者あり」、自動車が横断歩道に接近すれば「自動車あり」と通知し、制限速度を守っていない自動車に対しては走行速度を数字で表示した上で「速度超過」を警告するのだ。

 

■人口減、高齢化の中国社会が抱える課題

14億人以上の人口を抱える中国では、今年に入って人口が61年ぶりに減少。生まれる子どもの数は年々減少しており、今後少子化とともに人口の高齢化が急速に進む恐れがある。中国のモータリゼーションはまだ途上の段階にあり、今後も電気自動車(EV)を中心として街を走る自動車の数は増えていくことだろう。そうなれば、特に高齢者を中心とする交通弱者の安全確保が一層重要な課題となる。「お年寄りのやさしい街づくり」が求められる中で、同市の「物言う横断歩道」のような設備が中国各地の街で増えていきそうだ。

 

(出典:http://news.66wz.com/system/2023/01/17/105537817.shtml

 

株式会社フライメディアは、映像制作を中心に、海外、主に中国、台湾、香港のリサーチ、コーディネーションサービス、ライブ配信サービスをご提供している会社です。

本日御紹介した「高齢化社会を交通事故から守る、スマート技術を駆使した「物言う横断歩道」」関連についてもっと知りたい方、写真の使用をご希望の方は、是非お問い合わせください。


お問い合わせはこちらお問い合わせはこちら
totop TOPへ

東京本社 Tokyo Headquarters
〒170-0013
東京都豊島区東池袋2-44-2 庄司ビル2F
TEL: 03-5843-3063 / MAIL: desk@flymedia.co.jp

中国法人 China Corporation
FLY MEDIA CHINA(優視飛翔(北京)文化伝播有限会社)
〒100026
北京市朝陽区姚家園路105号3号楼4階501室6
URL: https://www.flymedia-china.com/

© FLY MEDIA Co.,Ltd. All Rights Reserved.