感染者の爆増から1ヶ月以上の月日が経った台湾。政府の予想していたピーク時の感染者数10万人には達することなく、最高人数90331人からその後少しずつではあるが、徐々に下がり続けているようだ。「自主的レベル3」と呼ばれる程の市民の感染予防意欲が功を奏してか、台北市に関しては「ピークは超えた。」と言われている。しかしながらここ一週間は「停滞期」と呼ばれ、6000〜8000人代を行き来している。
やはり注目されているのが「子供の重症化」だ。現在までに12人の子供が死亡している台湾、「3歳に満たない子供が昼寝中に意識を失い、搬送後陽性が判明。」というショッキングなニュースが人々を震撼させた。重症率はなんと日本の10倍で、政府はこれに対し「想像していなかった。」と回答、香港でも1000人以上の子供が入院していた事から、「なぜ予想できなかった。」と避難が殺到している。少子化が深刻とされる台湾では子供1人1人の命は(当たり前ではあるが)非常に大切であり、子供用のワクチン会場には連日行列ができている。
台湾好きの日本人からも非常に注目されているのが海外旅行客の受け入れについてだ。
日本人に人気の小籠包のレストランも今では行列が見られない
台湾旅行が自由にできなくなってからはや2年以上、「台湾ロス」という言葉が生まれた程、日本ではまだ台湾ブームが続いているようだ。
政府は「はやくて6月に海外旅行客受け入れに関する緩和を予定。」と発表。気になるのが隔離日数についてだが、残念ながらはじめから隔離免除を行う予定はなく、まずは3日の隔離と4日間の自主健康管理期間が設けられる形だ。台湾での感染率が6%になり。海外から来る感染リスクと台湾での感染リスクがほぼ同じになった事から緩和について一歩踏み出す結果となった。しかしながら現在感染者が落ち着かない為、あくまで「感染が落ち着き、医療の負担が無くなってから。」というのが第一条件となる。観光局は来るべき日に向け、まずは団体旅行客の受け入れ態勢から整えているようだ。
オミクロン の感染爆発による飲食店へのダメージは去年のレベル3発令時よりも大きいと言われている。一刻も早いコロナの収束と、自由に海外を行き来できる日が来ることを願ってやまない。
人気の夜市は地元民が点々と…
株式会社フライメディアは、映像制作を中心に、海外、主に中国、台湾、香港のリサーチ、コーディネーションサービス、ライブ配信サービスをご提供している会社です。
本日御紹介した「台湾のコロナの状況をレポ 〜台湾旅行解禁はいつ?〜」関連についてもっと知りたい方、写真の使用をご希望の方は、是非お問い合わせください。