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2022.06.06
天津の名門大学で、希少な色のサファイア生成に成功

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■天津の名門大学で生まれた「青蓮紫」のサファイア

天津市にある名門大学で、かの周恩来氏も卒業したことで知られる南開大学のスクールカラーは「青蓮紫」という青紫色なのだが、同大学では先ごろこの「青蓮紫」のサファイアの製造に成功した。この色のサファイアは非常に希少価値が高いという。

 

■宝石としてだけではない、サファイアの用途

サファイアは三酸化二アルミニウム(Al2O3)の単結晶で、融点は2000℃あまり、ダイヤモンドに次ぐ硬さを持つ鉱石と言われている。Al2O3の単結晶で赤いものはルビーと呼ばれ、それ以外の色のものがサファイヤと呼ばれている。いずれも貴重な宝飾材料であるとともに、光電製品などの分野でも利用されている。

 

■手掛けたのは、最先端研究を進める実験室だった

南開大学物理科学学院フォトニック結晶・素子実験室は、長きにわたる高性能フォトニック結晶生成研究の経験を活かし、「青蓮紫」のサファイア原石約1万5930カラットの生成に成功した。今回誕生した「青蓮紫」のRGBコードは「116,52,129」とのこと。パープルサファイアは自然界では非常に稀で、市場では品質の高いパープルサファイアの供給が不足しており、超高額で取り引きされているという。

 

■サファイアは人工合成も可能だが…

サファイアは人工的に製造することも可能だが、2000℃以上の高温下にて長時間合成させなければならず、耐高温性を持つ極めて高価なイリジウム性るつぼが必要だ。おまけに、サファイアの色を決定する元素の構造が複雑で、高い技術を必要とするため成功率が低い上に、成功したとしてコストが非常に高くなってしまうのである。

 

■果たしてその使い道は?

大きな弾丸のような形をした約1万6000カラット(約3.2キロ)の「青蓮紫」のサファイアだが、その使い道については分かっていない。記念として厳重なセキュリティを施してそのままの形で飾っておくのだろうか。それとも、光電分野の材料として利用されるのだろうか。仮に宝石として売るとしたら一体どれだけの値段がつくのか、とても気になる。

 

(出典:https://xw.qq.com/cmsid/20220525A0CMGL00?f=newdc

 

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