広西チワン(壮)族自治区・南寧市で「無畏(WU・ WEI/恐れがない、恐れるものがない)珈琲」というカフェが人気だ。南寧市内に数店舗展開しているが、SNSを通じてネットで最も話題となっている店舗が、南寧で最も有名な風景区・「青秀山」にある観音禅寺に隣接する「無畏珈琲」。
南寧で必見の景勝地「青秀山」
「青秀山」は、南寧では必見の景勝地で風光明媚な地として有名で、緑に囲まれ、四季折々の花が楽しめるとあって、観光客だけではなく、南寧市民も足を運ぶ「避暑」エリアだ。「無畏珈琲」へ行くには、この「青秀山」に入場し、徒歩で向かうか有料の園内バスを利用するかの二択。
お寺に隣接するカフェ「無畏珈琲」(南寧)
SNSでこのカフェが紹介されてからは、カフェ目的で「青秀山」を訪れる若者が多くなったと言う。“山”であるから、当然坂も多い。くねくね曲がった山道を有料バスでしばらく進むと観音禅寺が見えて、その隣に「無畏珈琲」がある。
緑に囲まれ、ゆったり落ち着ける空間(南寧)
自然の中にたたずむカフェとあって、静寂さに包まれていた。注文はWechat(微信)のミニプログラムからで、ドリンクができるとプッシュ通知がある。非接触で、かつ「無言」で注文から受け取りまでを完結。全席オープンテラスで、それぞれ角度によって趣のある風景が楽しめる。
全席オープンテラスで心地よい風が通る(南寧)
そして、「順縁」、「伏魔」といったドリンクメニューに、独特なカップデザイン。カップごとに異なる漢字4文字の言葉タグもついているので、日本のおみくじ感覚で「禅味」あふれる言葉を持ち帰ることもできる。
「順縁増長」という禅味ある言葉タグ(南寧)
「青秀山」風景区に入らないと辿り着けないカフェということで、道のりは遠いものの、得られる「特別感」はまた格別だ。炎天下に「無畏珈琲」で涼んでいると、自然と心が洗われるような気持ちになる。
長居したくなるほど居心地のよいテラス席(南寧)
こうした寺に隣接するカフェやいわゆる寺カフェ(お寺経営のカフェ)は中国全土でも増え、「お寺でコーヒーを飲む」ことが若者の間でトレンドになり、注目を集めている。旅のパワーチャージに立ち寄ってみるのも良い。
無畏珈琲:(青秀山風景区内)
広西チワン(壮)族自治区南寧市青秀区津頭街道三宝路観音禅寺西南13メートル
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