今年も中秋節がやってくる。今年の中秋節は9月21日。この日は家族や親しい人々で食卓を囲み、月餅を食べ、夜はランタンをもって月の明かりの下で秋の夜長を過ごすのが習わし。
そんな団欒に欠かせないランタンを買いに、新界の元朗にある大橋街市へ行ってみた。この街市は中秋節ともなるとランタンを買い求めに多くの人が訪れることで有名な場所である。
今年は街市の外で大きなウサギのランタンが出迎えてくれた。
それにしても巨大なランタン!大人の背の高さほどもあるランタンを写真に収めようと、道行く人やランタンを見に訪れた人々が集まっていた。
大橋街市の入り口で出迎えてくれるランタン、ウサギの下には犬のランタンまで
大橋街市は通常の時期は普通のウェットマーケットだ。肉や魚、生鮮食品、雑貨店が所狭しと並んでいる。しかし中秋節の時期ともなると街市内のある一角のみ、通路の両脇や天井にまでランタンが並べられ、それはそれは幻想的なエリアが現れる。いつからかランタンを買い求める人だけではなく、ランタンを見に訪れる人々で有名になり、この街市は中秋節の時期はまるで観光地さながらのようになるのである。
まるでランタンのトンネル
今日はその大橋街市で見つけた面白可愛いランタンをご紹介しよう。
中秋節のランタンといえば、一番先に思い浮かべるのがウサギの形をした可愛らしいものではないだろうか。そう、先ほどの街市の入り口で出迎えてくれたような白いウサギが、一般的なランタンの形であろう。
ただこの大橋街市で人気をさらっているのは、金魚のランタンである。様々な形や色、デザインの金魚のランタンが並ぶ様子は、ここがウェットマーケットということを忘れてしまうほど。
このようにかわいらしい金魚のランタンが並ぶ様子はSNSでも大人気
混雑した通路をじっくり見ながら歩いていくと、ランタンはウサギや金魚だけではないのがお分かりになるだろう。秋を象徴するアイテムや、なぜこれを?と不思議に感じるものまで創意工夫を凝らしたランタンがみつかる。
今日はそんな変わったランタンを少しご紹介したい。
こちらは鯉。渋い柄の鯉は、海外へ遊びにいかれない中で日本を彷彿させるものとして人気なのであろうか?
こちらは秋ならではの柿
不思議なものもを発見した、なぜマッシュルームがあるのだろうか
オレンジ色のボディから手足が出ているものは、亀ではないかと想像をしている
この水色のものはトビウオだろうか?
ほかにも像、アヒル、海の生物、飛行機、ハチなど実に多くのちょっと変わったランタンを発見することができた。じっくり見て歩くと、いろいろな発見ができてとても楽しい。
少しずつ変化をしながら、多くの人を魅了し続けている大橋街市のランタン。この季節限定の風物詩として今年も香港中の人を楽しませている。
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