2018年7月5日、新浪によると、浙江省杭州市の女性パティシエが、地元杭州の伝統文化をふんだんに盛り込んだデコレーションケーキを作り上げ、中国のネット上で話題になっている。
ケーキを作ったのは、同市のパティシエ陳瑤さん。パートナーの汪慧さんと一緒に、白娘子、雷峰塔など杭州の文化を代表する雕刻をデコレーションケーキ上に施し、「江南テイスト」あふれるケーキを完成させた。
段組みのケーキを製作するには、まず構想を練ってデザインをするところから始め、その後手を動かして製作に入り、色を整えた上で最後に組み立てて完成させる。通常のケーキを作るよりも手間がかかるのだが、陳さんたちは「江南の記憶」と題したこのケーキを完成させるのに約半月を要したという。何度も試行錯誤を繰り返してできたという力作からは、その細かい仕事ぶりと苦労のあとがうかがえる。
もともと西洋の焼き菓子であるケーキには、西洋風のデコレーションを施すのが一般的であり、多くの人がそのようなイメージを持っていることだろう。しかし、陳さんのケーキではまさに東洋と西洋が見事に融合。西湖を描いた水墨画風のデザインとケーキのコラボレーションは新たな文化の誕生を感じさせる。
陳さんは「芸術にはどんなものにも相通じるところがあります。あらゆる美しいものを盛り込むことで、音楽にしろグルメにしても、みんな人びとに幸福感を与えることができるのです」と語った。
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