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2021.03.05
中国の美容市場は「化学」から「物理」の時代へ

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■中国の美容ブームの中心が、化粧品から美容機器に移りつつある

これまで中国の美容市場では、化粧品や肌ケア用品などの「化学美容」がメインで、その中で日本メーカーの化粧品が安心安全高品質という理由で非常にもてはやされてきた。しかし、ここ数年で「物理美容」ブームがじわじわと起こりつつあるという。ある調査機関の統計によれば、2014年に131万台だった中国の美容機器ニーズは5年後の19年には655万台と5倍にまで達し、ECサイトを通じた家庭用美容機器の販売額もこの5年間で急速に伸びているとのことだ。

 

■「物理美容」ブームをけん引する「魔法の鏡」

新しい家庭用美容機器が続々登場する中で人気を集めているアイテムの一つが、LED照明付きのメイクアップミラーだ。中国IT機器大手・小米(シャオミ)グループのAMIROは人気ブランドの一つであり、18年から3年連続で11月11日のEC祭りにてメイクアップミラー部門でトップの売り上げを記録、累計販売台数は100万台に達したという。AMIROのメイクアップミラーは部屋の環境や好みに合わせてLEDライトを昼光色、昼白色、電球色の3モードが利用できるほか、明るさも6段階に調節が可能。顔全体がまんべんなく明るくなるようにライトの当たり具合が工夫されている。また、人感センサーがついていて、顔を近づけると自動でライトが点灯し、離れると消灯する機能もあるとのことだ。

 

■レーザーに高周波、ハイテク美容機器が続々登場

メイクアップミラーのヒットにより創業からわずか5年ほどで業界をリードする存在となったAMIROは昨年、ハンディタイプの赤色レーザー脱毛器、高周波美顔器をそれぞれリリース。レーザー脱毛器は11月1日の発売開始から30分で1000万元の売り上げを記録し、高周波美顔器も発売2カ月で売り上げ1000万元を突破した。AMIROの創始者によれば、2つの商品とも18年から開発を始め、19年には発売する予定だったものの「テスト段階で十分な使用感が得られなかったため、発売を延期してでも質の向上に努めた」とのことである。

 

中国の家庭用美容機器市場はまだまだ急成長が始まったばかり。美しさだけでなく、より安全、安心なものを求める傾向があるという若い世代を中心としたニーズはますます旺盛になり、今後も続々とハイテクを駆使した美容機器がリリースされることだろう。

 

(出典:https://finance.ifeng.com/c/81kCt5ll3TH)

 

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