大型ショッピングモールの建設ラッシュが続く上海で、中山公園エリアに新たなショッピングモールがオープンした。中山公園エリアは、地下鉄2、3、4号線が交わり、交通の便がよい立地で、周辺にはホテルや商業施設が充実していて、日常の買い物にも便利、近年は日本人をはじめ、外国人の居住も増えている。このエリアに鳴り物入りでオープンしたのが長寧来福士広場だ。
周辺の住民も心待ちにしていたオープン
敷地内の庭園がモールの強みでもある
来福士広場(ラッフルズ・シティ)といえば、シンガポール系のショッピングモールで、地下鉄の人民広場駅に直結している「来福士広場」(2003年開業)が若者に人気のトレンドなショップが集まっていることで、平日でも賑わっているほど人気が高いことで有名だ。
吹き抜けで明るいビル内
今回、オープンした長寧来福士広場は、ショッピングビル、オフィスビルと広大な庭園で構成された大型複合モールで、地元の若者に人気のファッションメーカーやコスメブランドが集まり、早くも話題となっている。
外観は完成しているが、内装はこれからだ
また、敷地内に上海の優秀建築を復原し、現代的な商業施設と歴史的建築を結びつけた新しいモール・スタイルを確立し、多様な現在のライフスタイルのニーズを考えた高い集客をねらう。
オープン後もまだ施工は続いている
上海では、各エリアでこうした大型のショッピングモールが次々と建設され、話題となっているが、一方では、老舗の百貨店がリニューアルや閉店を余儀なくされるなど、上海の街並の変化も大きい。急速に変貌していく都市風景、「上海では一年、いや半年で街並みが変わっていく」駐在する日本人の言葉も頷ける。
平日の日中は人出もまばらだ
新規にオープンしたショッピングモールでもテナントが集まらず、モール内が空洞化し、集客に苦戦するなど課題があり、地元では「ショッピングモールが多すぎる」と、嬉しい?声もあがっている。
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