2017年10月30日、捜狐によると、ジャガイモに絵を描くという雲南省の農民画家が注目を集めている。
(個性的なジャガイモ絵画を制作する劉海さん 出典:捜狐)
今年8月に行われた雲南省の文化産業博覧会に、様々な絵が描かれた不揃いのジャガイモたちが出展された。京劇の隈取りや小動物、山水画など、1つ1つのジャガイモに描かれたそれぞれ異なる絵画に、多くの見物客が足を止めて見入った。
このジャガイモ絵画の作者は、雲南省昆明市の農村に住む農民画家・劉海さん三兄弟だ。「形が変なジャガイモは売れないかも知れない。でも、それに絵を描けば特別な作品になる」と語る劉海さん。それぞれ独特な形状をしているがゆえに、世界に二つと無い絵画作品が出来上がる。
(独学で習得したとは思えない、見事な作風だ 出典:捜狐)
小さい頃から絵が大好きで、授業中に絵を描いて先生に怒られた経験も持つという劉海さん。誰かに学んだことはなく、すべて独学だ。最初は趣味で描いていたが、やがて絵描きが一家を養う手段となった。花嫁道具の家具に絵を描く作業からスタートし、宣伝用の壁画や寺院、観光地の絵などを描くように。1作品あたり数百元から、高額なものでは数十万元の報酬が得られるようになった。
(壁画の制作に励む劉さん兄弟 出典:捜狐)
絵を描き始めてすでに30年近く経つが、ジャガイモ絵画との出会いは偶然だったという。「地元のジャガイモ祭りに招かれた時に、思い切ってジャガイモに絵を描いてみた。形状に合わせて描いたところ、思いがけないことに飛ぶように売れた」と劉海さんは語る。
(今では彫刻作品まで手がけるようになった 出典:捜狐)
劉海さんの影響で、4番目の弟である劉天祥さん、6番目の弟である劉天福さんも絵を学び始め、3兄弟の名は広く知れ渡るようになった。また、家族以外の「弟子」も取り、これまでに30人あまりの農民画家を輩出している。今では省内のみならず貴州省にまで活動の幅を広げており、生活も大きく変わったとのことである。
(情報源:http://www.sohu.com/a/201103930_100034370)
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