今や世界の最先端を行く上海。ノスタルジックなオールド上海、魔都とも呼ばれたこの大都会の真ん中に、今年5月、「上生新所」と呼ばれる“新空間”がオープンした。
「幸福里」プロジェクトの発展系だ(出典:騰訊網)
2018年5月18日の捜狐網、8月20日の大風号サイトなどによれば、この延安西路1265号は、中華民国時代(100年くらい前だ)には“コロンビアカントリークラブ”があって、欧米系居留民の“リゾート天国(楽園)”だった。
孫文の子供、孫科の邸宅もあった(出典:捜狐網)
庶民には縁遠い空間だった。そして、70年前には上海生物製品研究所が置かれ、やはり普通の人が近づけない場所。。そこに、地元の長寧区政府と住宅ディベロッパー「万科集団」の努力、そして建築設計事務所OMAの協力のもと新しい空間が生まれた。
歴史的な建造物も残し、創意工夫した新しい施設も加えて、上海の“意識高い?系”クリエイティブや文学青年から、自撮り大好き人間、グルメ・カフェ女子まで楽しめる24時間OKの空間だ。
喫茶と一体になった稲城書店(出典:騰訊網)
2015年に上海で生まれたコワーキングスペース大手の裸心社(naked Hub)、世界トップのSFX製作会社デジタル・ドメイン(米国)、日本の“クレヨンしんちゃん”オンラインゲームを中国本土で手がけた炎竜集団(Blaze Loong Group)などがすでに進出している。
海鮮丼の専門店「相撲猫」、Brew Bearコーヒーショップ、PIRATA、MissSthなど話題の飲食店も揃っている。
フィットネスクラブや美しいプール、爽やかな雰囲気の家具店も。
モロッコの宮殿プールにいるみたい?(出典:捜狐網)
従来の伝統的な書店とは異なる路線を行く「独立書店」(独立系ブックストア)として人気の「稲城書店」も入っている。
エリア内では、不定期に文化イベント、アート展、コンサートが催されており、ディスプレイや装飾品にも目を奪われる。大声優の童自栄氏の懐かしい声や、マレーシアの挿絵画家、Radio Woonの作品「THE PEOPLE」も話題になった。
THE PEOPLE の人物像(出典:捜狐網)
現在、中国はこの上海を“世界の新作ブランド発表地点”にしよう、という目標に向かって走っているのだ。
旧い歴史を感じ、新しい都市感覚、文化に触れ、お酒を飲みながら、人とは違う自分らしさを押し出してポーズをとってみる、という体験はいかが?
(情報元:https://www.sohu.com/a/232097654_391447
https://www.sohu.com/a/236622826_552335
https://wemedia.ifeng.com/74480635/wemedia.shtml
https://new.qq.com/omn/20180814/20180814G08MPO.html)
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