2017年12月26日、新浪によると、「オタクダンス」に青春を捧げる女性が江蘇省南京市にいる。
江蘇省南京市に住む女性、浩浩さんはコスプレ愛好者であるとともに、「宅舞」(オタクダンス)の愛好者だ。2016年に同じ趣味を持つ4人とともに「宅舞」のグループ“Re-M!X”を結成、主にダンス動画をネット上にアップして活動しており、今では1つの動画の再生回数が数十万回、場合によっては100万回を超えるほどの人気「宅舞」ダンスユニットになっている。
(浩浩さんが所属する「宅舞」ダンスグループの“Re-M!X” 出典:新浪)
「オタクダンス」というと、サイリウム棒を振ってオタクたちがキレッキレの動きを見せる「ヲタ芸」を想起する人もいるかもしれないが、彼女たちの「宅舞」はこれとは別のもの。オタク文化に関連する音楽を題材に、それぞれ得意のコスプレ衣装を身に着け、曲のイメージに合わせたストーリー、セリフ、ダンスを自らで考えて演じるという、かなり本格的な創作ダンスなのである。
(メンバーで話し合いながら自分たちの世界を創りあげていく 出典:新浪)
“Re-M!X”のメンバー5人は住んでいる場所が全国に散らばっている。必要がある度に上海に集合してガッツリと密度の濃い練習をするのだ。ストーリーや衣装のほかに、ダンスの振り付けも自分たちで考えなければならない。そして、さらなるレベルアップを図るべく、できる限りプロダンサー向けのトレーニングを受ける機会を設けているという。舞台公演や動画では実に華麗なパフォーマンスを見せる彼女たちだが、その裏には涙ぐましい努力の数々があるのだ。
(完成度の高い動画の裏側には、涙ぐましい努力が…… 出典:新浪)
強いプロ意識を持つ彼女たちだが、実際はアマチュアのダンサー。浩浩さんは普段、ある企業でイベント企画の仕事をしているという。プログラム作りからスタッフの手配、PR、用具の手配などを一手に引き受けているために忙しく、ダンスの撮影時間の合間にも仕事の用事が入るという。しかし、仕事上の経験が彼女の「宅舞」活動にとって大きな財産にもなっているようだ。
(忙しい仕事の合間も、時間を見つけてダンスの練習 出典:新浪)
浩浩さんは以前、動画を両親に見せて「宅舞」の舞台に引き込もうと企てたものの失敗したという。「宅舞はお前がやりたいことだから干渉はしないが、自分で選んだ道に責任を持てと言われた。ありがたいことに、宅舞は小さなコミュニティ内での自己満足という性質から脱けだして、発展している。この道を歩むのも、寂しくないから大丈夫」と語っている。
(情報源:http://photo.sina.com.cn/newyouth/doc-ifypyuvc5421289.shtml)
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