弊社のリサーチ業務は、主にはテレビ番組で使うネタについて、テレビ番組制作会社よりリサーチのご依頼をいただき、我々はご依頼いただいた内容について詳しい情報を調べていきます。
リサーチ依頼の内容は様々です。例えば、中国で起きた面白いニュース、中国の秘境や少数民族、さらに中国で起きた衝撃事件やミステリーな場所などがあります。それらのご依頼を様々な検索エンジンを活用し、詳しい内容について深く掘り下げていきます。
時にインターネットでは見つからない情報もあります。その際は現地の新聞社、現地政府へ直接電話で問い合わせる場合もあります。
ただ詳しい情報を調べるのではなく、テレビ番組の趣旨を理解し、制作側が求めている情報やこんな情報があったら面白いじゃないかなどを考慮しながらリサーチしていきます。
また、必要な時は撮影したい場所への撮影の許諾を確認することもあります。
中国圏に強みを置いている弊社は、スタッフ全員が中国語を話すことができます。また、中国の北京と上海に支社があり、現地のスタッフと連携して情報収取を行えるほか、急ぎのリサーチ案件やリアルタイムでの現地リサーチに関しても、中国の現地スタッフが素早く対応することが可能です。
さらに、経験豊富なスタッフが、豊富な経験や長年築いた情報網を通じて、より正確かつ有力な情報収集を行うことができます。また昨年には、英語が堪能なスタッフが加わり、リサーチ範囲が大きく広がりました。
リサーチは簡単なことではありません。単純に調べる作業をするだけでなく、常に放送につなげられるような情報を得るよう意識しています。
しかし、すべてのリサーチが満足な結果で収まるとは限りません。例えば、とても面白い内容ですが、残念なことにあと一歩のところで没になってしまうこともあります。
記憶に新しい案件だと、ある中国の8歳の少年がガンを患った父を救うため、一か月で体重を約10キロも増量させ、骨髄移植に挑戦したニュースについてのリサーチのご依頼がありました。その情報についての関連記事や映像を調べ、翻訳を行いました。とても感動的な内容でした。ところが、本人の取材についてリサーチを行いますが、個人情報なので入手することは難しく、病院や新聞社など直接連絡してみましたが、本人とコンタクトをとる方法を得ることができませんでした。とても悔しかったです。最終的には関連映像を入手することができたのは幸いでしたが…
しょうがないと言ったらそれまでですが、一つのやり方がだめなら、ほかのやり方を試みるなど、少しでも有力な情報を得られる可能性があるならば、諦めずにリサーチをしていくことを心がけています。(担当/叶)