9月27日、中国3大ポータルサイト・騰訊のニュースチャンネル「騰訊新聞」によると、浙江省にあるロッククライミングスポット・飯蒸岩の岩壁に突如男性のアイコン画が出現したと話題になっている。
岩壁に突如出現した男性アイコン画?(出典:騰訊図片)
浙江省台州市・仙居県にある飯蒸岩は、頂上が円柱状になっている岩山で、垂直高度218m、直径60メートル。そんな岩山で、数日前、アウトドア愛好家が、崖の絶壁に描かれた男性のアイコン画を偶然発見し、ネットで話題となった。
関係機関によると、詳細は現在調査中だが、ロッククライミング愛好家の女性が意中の男性に告白するため描いたものだという。岩壁に描かれた絵は、幅約6~7メートルで、いきいきと描かれた表情から、一般的な絵画レベルではないことが推察できる。
リアルに描かれた男性の笑顔(出典:騰訊図片)
事情を知るロッククライミングクラブの会員である李さんによると、岩壁に絵を描いたのは、玲玲さん(仮名・37歳)。玲玲さんは、現地のロッククライミングクラブのイベントに参加しており、同じくクラブ会員の陳康さん(仮名・40歳)と出会った。二人とも独身で、玲玲さんは愛の告白をするため、陳康さんの絵を描く決意をしたという。
命がけで描く玲玲さん(出典:騰訊図片)
玲玲さんは、毎週末、飯蒸岩にやってきては数時間かけ岩山を登り、命綱をかけ、ひたすら岩壁に絵を描いた。時間節約のため、週末の二日間は絶壁で夜を明かし、完成までに、二か月におよぶ週末、約10日間を費やした。絵は、鉱物から作られる顔料を使っており、しばらくは良い状態で保存が可能だという。現場は、未開発地のため、日常的に管理はされておらず、巡回員などはいなかった。「景観区に落書きをすることは許されないが、玲玲さんの熱意は人を感動させる」と王さんは述べる。
仙居県旅游局は、すでに玲玲さんに連絡をとっており、「玲玲さんは積極的に調査に応じており、絵を消し、元の景観に戻すことも約束した」という。
はたして、きれいさっぱり元の景観に戻るのか?(出典:騰訊図片)
参考元:http://news.qq.com/a/20160927/046913.htm#p=1
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