2022年8月11(木)~15日(月)、香港を代表する食品見本市として知られる「フード・エキスポ香港 2022」が香港コンベンション&エキジビションセンターで開催された。
このフード・エキスポ香港、主催は香港貿易発展局(HKTDC)で今年で32回目の開催となる。香港のみならずアジア、世界各国から小売り・メーカー・サプライヤーが出展をしており、バイヤー・一般客とも入場可能。特にコロナ前は各社とも盛大な試食や試飲を行ったりお得な限定品等が購入できるとあって、一般市民にも広く知られ待ち望まれているイベントと言える。
今年はコロナの為、人気の試食試飲は禁止され、会場内でのマスク着用も徹底されている。会場入場では安心出行アプリでのスキャンと、ワクチンパスの条件確認が行われている。また会場の出入り口には消毒スタンドが設置されており、入場チケットも午前中と夜間の特別券を発行して人の動きを分けるなど、さまざまな対策がなされていた。
香港では現在日々4000人強の感染者が出ている。しかしながら会場は連日満員状態。皆感染予防をしつつもこの日を待ち望んでいたのが伺える。
多くの入手品を手に会場を後にする人々
現地メディアによると今年の出展は約1000社ほど。昨年同様、各社のブースでは多くの限定品や特別価格品などが用意されているようだ。そして香港地元企業、世界からの出展は勿論の事、人気だったのは日系企業や日本製品を扱うブース。
会場の様子の写真でお伝えしてみたい。
会場は人だらけ。そして多くの人はキャリー等を手にしており、心おきなく買い物や商談を楽しんでいる。
日本のスナックコーナーでは大勢の人が列をなしている
どら焼きを売るブースも。日本のものに目がない香港人はどら焼きもよく知っている
こちらは日本酒や日本のお酒を売っているブース
そして香港の人が大好きな出前一丁。出前一丁は香港では常に多くの種類が出回っており、朝食にも昼食にも好んで食べられる一品である。日清のブースはこのように大盛況である。
勿論地元企業も負けてはいない。この日多く目にしたのは、漢方等にもよく使われるドライフードやドライシーフードのブース。そして季節柄か、月餅を並べるブースも多かった。
そして特徴的なのはこの数年特に増えてきた地元のカフェ。香港では以前、コーヒー文化はそれほど盛んではなかったのだが、この数年は飛躍的にこ洒落た街カフェが増えてきており、今年も多くのコーヒーブースが出店していた。
またコーヒー同様、香港のクラフトビール各社のブースも目立っていた。
今年のフード・エキスポ香港は16日(月)まで。現在は商談者や地元の人がメインで訪れているが、来年観光の行き来が簡単にできるようになれば、ぜひ覗いていただくに値する見本市である。
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