古代から言い伝えられてきた不老長寿の薬「太歳」こと「肉霊芝」。貴重さかつ高価さは“半端ない”……が農家の庭から見つかった!
2018年6月23日、新浪網によれば、黒竜江省黒河市河南屯の農村で32歳の若者・楊さんが今年4月に庭で発見し、よっしゃ! と自分で1ヶ月地中に埋めて醸造。その「太歳酒」をこの6月20日に掘り出して満面の笑みとなった。
楊さんは、率直に嬉しさを語る。「この酒を数年、十数年とっておけばもっと値打ちが出るかもしれない。栄養抜群、健康増進。家のみんなが飲んで元気になるし、高い値で売って大金が稼げる。子供にも残せるし、家の財産だ!」。
楊さんが80キログラムの「太歳」を見つけたといううわさを聞いて成金“土豪”が百万元(約1700万円)で買いたいと申し出た。楊さんはきっぱり“拒絶”した。
楊さんはもともとはビジネスマンだ。今お金に困っていないと言うだけでなく、ネットで調べてピンと来た。大きなビジネスチャンスだ。この「太歳」を使ってお酒や水を造り高額で売れば、百万どころの儲けではない。「僕はバカじゃないよ」。
「百度百科」サイトによれば、中国の古代地理神話『山海経』や李時珍の薬学書『本草網目』にも記載があり、「太歳」は、百薬の長であり、古代皇帝の養生食でもあった。
肉のような弾力性を持ち、大きな塊で見つかったりするが、そんじょそこらにあるものではなく、いつどこで見つかった、とニュースになる。十数億年の生物の進化の歴史の中で、植物にも動物にもならず、菌類にもならなかった第4番目の種類の生命体であり、生き物の祖先なのだ。
抗酸化作用があるので無害な防腐剤、添加剤としての利用、また抗ガン作用も期待されるが、研究は世界的にもまだ初期段階だ。
この目で実際に見てみたい!と思う人は、西安の兵馬俑博物館近くの扁鹊記念館に2株の「千年太歳」と呼ばれるものがあるのでおすすめだ。記念館は中国の医薬文化・歴史を知るための新しい観光スポットにもなっている。
(情報元:http://slide.news.sina.com.cn/slide_1_2841_289357.html#p=1
https://kan.china.com/news/sogou1/286180.html)
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