人間が人生の1/3を過ごすと言われているベッド。その良し悪しは生き物にとって重要な活動である睡眠の質を左右し、ひいては人の健康に大きく影響を及ぼす。急速に進むデジタル技術の発展は、睡眠の質を大きく改善する可能性を秘めている。スマート睡眠市場に長く従事してきた中国のメーカーがこのほど、人工知能(AI)を駆使したインテリジェントなマットレスを開発した。
■体を5つのゾーンに分けて認識し、それぞれ硬さを自動調整
身長、体重、体型、性別といった物理的、生理的な要素や、個人的な好みにより、それぞれの人に適したマットレスは異なる。自分にとって最も快適な「究極のマットレス」を見つけ出すのははっきり言って至難の業だが、このインテリジェントAIマットレスはこの問題を見事に解決。搭載された生体センサーにより、マットレスの上で寝ている人の肩、背中、腰、ヒップ、脚をそれぞれ認識し、人間の背骨の生理的湾曲や人間工学に基づき、5つの部位でそれぞれ異なる硬さに自動調節してくれるのだ。しかも、自動調整の結果に満足できない場合は、好みに応じて手動で調整することもできるので、常に自分にとってベストなマットレスのコンディションを保つことが可能になっている。
■左右で独立して調整可能。ダブルベッドの問題を回避
1つのマットレスを2人で共有するダブルベッドやクイーンベッドでは、2人の好みが異なる場合どちらかがガマンを強いられることになる。1人は快適な睡眠を確保できても、もう1人はあまり良く眠れないというのはちょっと不公平だ。そこでAIマットレスは左右両側で独立して硬さを調整することができるようになっており、それぞれが自分の好みや体型に合わせた最適の硬さで寝ることができる。これまで夜な夜な妥協とガマンをしてきた人も、これで朝までぐっすり寝られるはずだ。
■データトラッキング、睡眠レポート
AIマットレスは最先端のセンサー技術を採用し、個人の呼吸、心拍数、体の動きなどを正確にトラッキングすることが可能。1秒毎に100回以上のデータトラッキングを行い、一晩の睡眠中に億単位の生体データを生成するという。専用アプリをダウンロードすることによりスマホやタブレット端末で自分や家族の呼吸、心拍数を確認できるほか、遠く離れた高齢家族の睡眠状況のモニタリングも実現する。睡眠中に異常な行動やデータ変動が見られれば速やかに通知を行ってくれ、大事に至る前の介入も可能となる。さらに、10年以上にわたって蓄積、分析してきた何百万人分もの睡眠習慣データから、快適な睡眠に向けたアドバイスを提供する機能も備えている。
■IoTによるスマート寝室を実現
AIマットレスは電動ベットとリンクすることで、テレビモード、ゼロストレスモード、ヨガモード、睡眠モード、いびき防止モードなどさまざまなモードでの利用が可能になる。さらに、IoTプラットフォームを介してエアコン、テレビ、カーテンなどと相互接続すれば、ベッドに入ったまま声で部屋の明かりやテレビ、エアコン、オーディオなどの操作ができるスマートな寝室シーンを構築することができるのだ。
生き生きとした生活は、毎日の睡眠から。寝る人の身体を最適な形でサポートしてくれるインテリジェントなAIマットレスがあれば、さぞや爽やかな朝を迎えることができるだろう。
(出典:https://app.myzaker.com/news/article.php?pk=65810b451bc8e0f53f000008)
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